トンカツがなければパンを食べればいいじゃない――意外性に富む「食パン」のアレンジメニュー

2020/09/04

パンのアレンジレシピ……というと、それこそ星の数ほどあります。今回は「意外性」をテーマに、グルメライターとしても活躍する増田剛己さんが、プロの料理人などに教えてもらったアレンジアイデアをご紹介します。

料理のプロに聞いた食パンのアレンジ

取材やプライベートで知り合ったプロの料理人に、料理のアレンジテクニックを教えてもらう本企画。今回は、食パンのアレンジメニューについて教えてもらいました。

サクッとつくれるものから、ちょっと普通では思いつかないようなメニューまで、いろいろご紹介します。ぜひ一度、試してみてくださいね。

卵不要!フレンチトースト“風”アレンジ

牛乳にインスタントコーヒーと砂糖を入れてよく混ぜたら、そこへパンを浸します。十分にパンが浸ったたら、フライパンにバターを入れて焼くだけ。卵を使わない、フレンチトースト風アレンジの完成です。

あくまで“風”ですが、これはこれでおいしいですよ。ちなみに、インスタントコーヒーの代わりにマヨネーズを入れるのもおすすめ。

このアレンジを教えてくれたのは、知り合いの喫茶店のマスター。いわく「食パンでもフランスパンでもOKだし、牛乳をベースに紅茶やココアなどいろいろなものにパンを浸して、フライパンで焼いてみてください。砂糖は甘いなと思うくらい多めに入れるほうがおいしくなりますよ」とのことでした。

余ったミートソースを有効活用できるパングラタン

フレンチトースト“風”を教えてくれた喫茶店のマスターから聞いたもうひとつのメニューで、アルバイトのまかないとして人気だそうです。

ミートソースをパンに塗り、とろけるチーズを乗せたら、あとはオーブンで焼くだけ。このとき、冷蔵庫に余った野菜やキノコなどを乗せるのもおすすめだとか。

とっても手軽でおいしいアレンジメニューですが、いちばんのポイントはそこではありません。このメニューは「ミートソースをパンに塗り、とろけるチーズを乗せた」のところで、ラップに包んで冷凍して、ストックしておけるんです。食べるときはまず電子レンジでチンして解凍。それからオーブンで焼きます。

ミートソースが余ったときなどに、つくり置きしておくと便利ですね。

おつまみにピッタリな新感覚メニュー「パンカツ」

東京・八王子発祥で、知る人ぞ知るメニューの「パンカツ」。お店では鉄板で焼きますが、家庭ではフライパンでも大丈夫。

まず、水に溶いた小麦粉にパンを浸します。両面に漬けたら、フライパンにラードを入れて焼いていきましょう(ラードがなければサラダ油でもかまいません)。焼き目がついたらウスターソースをかけて少し焼きます。

これだけです。簡単でしょ。

食べてみると、想像とは違った新感覚の食べ物といったおいしさ。ビールなどのおつまみに最適です。「小麦粉をつけたあとにパン粉をまぶすと、さらにカツっぽくなるよ」と教えてくれた大将は話します。

ちなみにこのパンカツは戦後、物がない時代にどうしてもトンカツが食べたいということで生まれたメニューなのだとか。熱々はもちろんですが、冷めてもおいしいですよ。

手軽さも悪魔的!な悪魔のサンドイッチ

「パンカツ」を紹介してくれたお好み焼き屋の大将からは、もうひとつ「悪魔のサンドイッチ」も教えてもらいました。悪魔的なうまさを意味する「悪魔の~」を謳ったメニューは数多く世にありますが、このメニューはつくる手間も悪魔的(?)にシンプル。つくりやすくておいしいというわけで、食べすぎに注意です。

トーストしたパンを2枚用意し、1枚にはたっぷりのクリームチーズを塗り、もう1枚にはマーマレードジャムを塗ったら、2枚を合体させるだけ。クリームチーズとマーマレードが合わさった甘じょっぱい味はいくらでも食べられそうです。

「おやつ寄りにするならジャム多め、おつまみ系にするならクリームチーズ多め」とは教えてくれた大将の弁。

まとめ

どれもパンとちょっとした材料があればつくれるものばかり。それでいておいしいので、ぜひ試してみてください。

ちなみに、おそらく読者の方がもっとも興味を惹かれたであろう「パンカツ」は、とてもシンプルな料理であるものの、やはりお店でいただく味とは少し違います。本物の「パンカツ」を知りたいかたは、ぜひお店まで足を運んでみてください。


■監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。

 
 

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