餃子が丼モノに!?スーパーのお惣菜を買いすぎてしまったときに試したい驚きのアレンジレシピ
2020/10/02
スーパーのお惣菜に半額のシールなどが貼られていて、ついつい多めに買ってしまうということはありませんか?今回はそんなスーパーのお惣菜があまったときにひと手間でアレンジするテクニックをご紹介。グルメライターとしても活躍する増田剛己さんに、プロの料理人などに取材してもらいました。「スーパーのお惣菜をそのまま出すのはちょっと手抜きに思われていやだ」という人も必見ですよ。
餃子を洋風丼にアレンジ
これは、創作料理を出しているバーのマスターに教えていただいた料理です。中華の餃子があっという間に洋風の丼ものに生まれ変わります。
まずは餃子をレンジで温め、細かく刻みます。これを茶碗1杯の温かいご飯と混ぜます。ほかの具材は刻んだオリーブに万能ネギ。味つけはほんの少しの醤油と大さじ1の粒マスタード。食べる直前にオリーブオイルをかけてください。
不思議なことに中華の餃子を使っているのに、洋風な丼になります。調味料などはご飯の量に合わせて調節してみてください。
「できるだけ餃子はこまかく刻んで餃子だとわからないようにするといいよ」とマスター。あまった餃子のアレンジメニューとして教えていただいたのですが、このメニューを食べたいがために餃子を買ってきたりします。それぐらい別次元のおいしさになります。
コロッケチャーハン
知り合いの町中華の大将に余ったお惣菜のアレンジメニューを聞いたところ「たいていはチャーハンにすれば解決だよ(笑)」と教えていただきました。
「たとえば、コロッケなんかをこまかく切って、具材やご飯といっしょに炒める。味つけはウスターソースがいいね」とのこと。実際につくってみたら、これがバツグンのおいしさでした。
チャーハンの具材は冷蔵庫であまっているものならなんでもいいそうです。今回はタマネギ、ニンジンのみじん切り、最後に万能ねぎを入れてみました。味つけは塩コショウにウスターソース。揚げ物系だとウスターソースが味の決め手になります。
「弁当なんかあまったら全部こまかく刻んで炒めればいいんだよ!」と大将。揚げ物系ではコロッケ以外でもトンカツや海老フライでもおいしくできるそうです。
鳥の唐揚げで酢鳥
同じく町中華の大将が教えてくれたのが酢豚ならぬ酢鳥。「鳥の唐揚げがあまったら、酢鳥にするといいね」とのこと。
フライパンにサラダ油を入れて、乱切りにしたタマネギ、ピーマン、人参などを炒めます。半分に切った唐揚げを入れていっしょに炒めましょう。タレはケチャップ、砂糖、酢、醤油を合わせておきます。全体に火が通ったら、タレをかけまわせばできあがりです。お酒の肴にもご飯のおかずにもなる一品です。
困ったときは「こまかく刻んでご飯と混ぜる」!
スーパーのお惣菜をアレンジする場合のポイントのひとつは、原型がわからないようにこまかく刻むこと。それでご飯と混ぜれば、たいていはおいしい丼になります。焼き鳥などもこまかく刻んでご飯を混ぜるだけで鶏丼になりますね。「こまかく刻んでご飯と混ぜる」方式、ぜひやってみてください。そのままおかずとして食べるよりもグレードアップすること間違いなしですよ。
監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。