アルミホイルがいやーなキッチン汚れにきく!?掃除に使える意外なアイテムをプロに聞いた
2020/12/13
掃除をしようと思ったけれど洗剤を切らしている。あるいは、キレイにしたい場所に適した洗剤がわからない……それ、自宅にある身近なもので代替できるかもしれません。
ライターの増田剛己さんが、ハウスクリーニングのプロに取材してくれました。
意外とある身近な掃除アイテム
年末の大掃除のためにたりない洗剤などを買いに行こうと思っているかたもいらっしゃるかもしれませんね。でも、身近ないろいろなものが掃除に使える場合もあります。しかも、不要だと捨てていたもののなかに掃除に使えるものがたくさんあるのです。今回はプロに教わった身近なものが掃除に使えるものをご紹介しましょう。
窓ガラスはぬれた新聞紙で拭くとピカピカに!
古新聞を捨ててしまってはもったいないですよ。新聞紙はいろいろな掃除道具になります。まずは、ちょっとくしゃくしゃにして、水に浸して絞ります。それで窓ガラスを拭いてみましょう。次は乾いた新聞紙で水気をふき取ります。インクの成分でガラスがピカピカになるそうですよ。
また、網戸も新聞紙を使うと楽に掃除できます。まず、外側に広げた新聞紙をセロハンテープで貼りつけます。内側から掃除機でほこりを吸い取りましょう。新聞紙によって風が通り抜けることなくしっかりほこりをとってくれます。
ぬれた新聞紙で玄関のほこりは簡単に取れます
玄関のたたきは掃除がむずかしい場所です。いきなりほうきで掃くとほこりが舞い上がってしまいます。そこで、水をまく人もいますが、これだとほこりがこびりついて取れなくなるそうです。そこで、水にぬらした新聞紙が便利なんです。
まずは、水浸し、よく絞ってください。これ以上水が出なくなったら、こまかくちぎってたたきに撒いて、ほうきで掃きます。新聞紙にほこりがついて、そのままちりとりへ。そして、捨てればいいのです。ほこりが巻き上がることもなく、簡単ですよ。
竹串でサッシなどのこまかい場所のごみをかき出します
焼き鳥などを刺している竹串は掃除に使えます。サッシのこまかい部分の汚れなどをかき出すのに便利なんのです。爪楊枝を使っている人もいるかもしれませんが、かなり奥などに取りたい汚れがある場合、長いと重宝しますよ。傷つけては困る場所などは先にティッシュペーパーを巻いて使ってもいいですね。
レモンはバスルームの水垢などの掃除に使えます
レモンの端を捨てている人はいませんか。もったいないですよ。お風呂場の水垢などを取ってくれます。絞ったあとのレモンでも大丈夫です。果肉の部分は、水垢を落とすのに役立ちます。レモン果汁の成分はクエン酸なので、アルカリ性の汚れには力を発揮してくれます。
レモンの皮にはリモネンという成分があります。さわやかな香りを放っているのが皮ですね。この皮はコンロの油汚れなどを取ることができて、とにかくお掃除道具としては優秀です。
アルミホイルを丸めて排水溝に入れるとぬめり防止に
掃除だけではなく、身近なものが汚れを防止してくれるケースもあります。それはアルミホイルです。排水溝のトラップの上にアルミホイルを丸めたものを置くだけ。
これで、ぬめりや嫌なにおいが少なくなります。とても簡単なので、ぜひ試してみてください。ゴルフボールくらいにしましたが、排水溝の大きさに合わせて工夫してみてください。
まとめ
けっこう身近にあるいろいろなものがお掃除に使えます。とくに今回はこれまでだと捨てていたようなものが掃除に使えるものを多く選んでみました。新聞もレモンの端っこや皮は捨ててしまう人が多いのではないでしょうか。ぜひ再利用して、掃除に利用してみてください。
◆監修・文/増田剛己
WEBや雑誌などで散歩関係の記事を書いているフリーライター。主な著書に『歩考力』(ナショナル出版)、『思考・発想にパソコンを使うな』(幻冬舎新書)などがある。