半数の人が60歳までに2,000万円貯めたい。結婚後1,000万円貯めたことのある人にやりくり方法を教えてもらおう!
2020/08/25
みなさんは60歳までにいくら貯蓄したいですか?主婦212人に聞いたところ、半数の人が2.000万円以上貯めたいと回答しました。その理由は何でしょう?ちゃんと貯められるでしょうか?そこで、結婚後1,000万円を貯めたことのある人に、やりくり方法と、お金のかけどころ&抑えどころを教えてもらいました。
多くの人が60歳までに2,000万円前後貯めたいと思っている
60歳までに目標とする貯蓄額(教育費・夫婦2人の老後資金を含む)で、最も近いものを選んでもらったところ、いちばん多かったのは「決めていない」の28.8%でした。金額でいちばん多かったのは「2,000万円」の27.8%、次に「1,000万円」の17.5%、「3,000万円」の16.5%が続き、2,000万円以上の額を答えた人の割合を合計すると、全体の50%になります。
結婚してから1,000万円貯めたことのある人は3割
結婚してから現在までに1,000万円貯めたことがあるか(現在は残高が減っていてもOK)聞いたところ、「はい」と答えたのは29.2%でした。
60歳までに貯めたい金額。その理由とは?
60歳までに貯めたい貯蓄額について、なぜその金額を貯めたいのか? 理由を聞きました。
「500万円。実際問題、たくさんの額は難しい。」
「1,000万円。住宅ローンを返しながら貯めようとすると、この金額になる。」
「2,000万円。最低これくらい必要なのかな?と。」
「2,000万円。高齢出産なので、老後と子どもの教育費を同時に貯めないといけないから。」
「3,000万円。子どもに使うお金、自分たちのお金、病気のために備えるお金を合わせた。」
「3,000万円。私たちが老後になる時代は、これくらい必要なのではないかと思った。」
「4,000万円。老後に3,000万円、教育費に1,000万円程度用意したいと考えている。」
「5,000万円以上。ゆとりある生活を送りたいので。」
「決めていない。いくら貯蓄したらいいか具体的にわからない。」
「決めていない。今のお金の工面にいっぱいいっぱいだから。」
1,000万円貯めたことのある人の、やりくり方法&費目のかけどころは?
結婚後、1,000万円貯めたことのある人に、やりくり方法と、お金をかけている費目&抑えている費目を聞きました。
<やりくり方法>
「月予算を決めて家計簿をつけ、家族で話し合って年間の特別費の見通しを立てる。」
「エクセル家計簿に記入。月々は赤字でも気にせず、年間でチェック。」
「家計簿アプリをつけて夫婦で共有できるようにしている。」
「週1万円でやりくり。家計簿はつけていません。」
「月に一度お金を下ろし、袋分けでやりくりしている。」
「まとめられる支払いは年払いなどにする。」
「ポイントやマイルを活用している。」
「必要なものだけを買うようにして、欲しいものはよく考えてから買います。」
「先取り貯蓄。」
「ボーナスを使わないようにしています。」
「妻の収入を貯蓄に回している。」
「1週間分献立を立てて、食材を使い切る。」
「外食の代わりに家でパーティーメニューをつくって食べる。」
<かけている費目&抑えている費目>
「食費は家族の満足度を大事にしているので5.5万円。レジャー費は無料イベントにお弁当持参などで抑えています。」
「外食費は抑えているけど、ふだん食べる食費は食べたいものを買ってつくって食べている。」
「教育費は必要だと思いお金をかけ、食費や被服費は抑えている。」
「通信費は格安スマホやポケットWi-Fiで抑え、子どもの服もすぐ着られなくなるのでフリマアプリで購入したりしています。」
「誕生日を祝うケーキや、旅行、習い事などの体験にお金をかけています。」
「夫の休みが少ないので、たまのレジャーはケチりません。」
「共働きで平日しんどいので、土日は外食してストレス発散しています。それ以外は抑えています。」
1,000万円貯めたことある人のやりくり方法はシンプル
60歳までに貯めたい金額については、目標金額ははっきりしていても、「なんとなく必要そう」のような、漠然とした理由が多いようでした。
結婚後1,000万円以上貯めたことのある人のやりくり方法は、予算を立てる、家計簿をつける、積み立てや先取り貯蓄をする、必要なものだけ買うなど、シンプルなルールが多く、どこにお金をかけ、どの費目を抑えるかも、みなさんハッキリ回答していたのが印象的でした。
みなさんはいかがでしょうか?
(文・田谷峰子)
*サンキュ!モニター212人アンケート調査 2020年1月実施