スマートフォンディスプレイの警告サイン

【今すぐチェック】子どものスマホ依存・ゲーム障害、こんな兆候があったら要注意!

2020/05/26

外出自粛で全国的にスマホ依存やゲーム障害の子が激増!?スマホやゲームの長時間使用をめぐり、子どもと不毛なバトルを繰り返すのはもうやめたい!と思っているママ・パパたちに注意してほしい兆候をお伝えします。

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<教えてくれた人>
樋口進先生
独立行政法人国立病院機構久里浜医療センター 院長。精神科医。依存症対策全国センター長。ゲーム障害、ギャンブル障害などの行動嗜癖(しへき)、アルコール関連問題の予防・治療・研究などが専門。2011年に国内初のネット依存治療外来を設立。著書に『Q&Aでわかる 子どものネット依存とゲーム障害』(少年写真新聞社)、『ネット依存・ゲーム依存がよくわかる本』(講談社)。

こんな兆候があったら要注意!

黄色の分離された感嘆符吹き出し
ChristianChan/gettyimages

乳幼児期からスマホやタブレットを見ている

開始年齢が早いほど依存しやすい傾向があり、接触時間が長いほど深刻化します。

朝、なかなか起きられない

ベッドに座っている眠い少年
LeManna/gettyimages

スマホやゲームに依存しているほとんどの子に睡眠障害が見られ、発育・発達にも悪影響が。

いつもスマホを持ち歩き、チェックしている

いつでもどこでもゲームやSNSができる環境は、依存を助長することにつながります。

家族との会話が減った

スマホ以外の興味を失い、家族とのコミュニケーションすら面倒になってしまいます。

勉強中もスマホを気にしたり操作している

dolgachov/gettyimages

やるべきことがあってもスマホが気になり、目の前の勉強よりも優先してしまいます。

顔色が悪い・保健室に行くことが多い

夜ふかしによる生活の乱れから体調不良になったり、授業中に居眠りをしてしまうことも。

イライラしていることが多い・言葉づかいが悪くなった・反抗的

新しい技術と子供
Sneksy/gettyimages

判断はむずかしいですが、オンラインでの乱暴な言葉づかいは現実世界でも同じになりがち。

今の時代の子どもたちが置かれている状況を知ることが大事です

外出自粛の影響でやることがなくなり、この数カ月でスマホ依存やゲーム障害の子が明らかに増えています。NGにしていた家庭でも、コロナ休校をきっかけにやむを得ず買い与えた、という家も多いのでしょう。ただし、買い与えるなら、「子どもをトラブルや依存から守る」という〝親としての仕事〞が増えることも忘れないでください。与える年齢は、できる限り遅いほうがいい。そして、低年齢のうちは、依存に陥りやすいオンラインゲームやトラブルを招くSNSはNGにするなど、子どもと話し合ってきちんとルールをつくり、年齢に応じて更新していくことも大切です。

※文中に出てくる「スマホ依存」「SNS依存」は、正式な医学用語ではありません。

参照:『サンキュ!』2020年6月号「スマホ依存・ゲーム障害」より。掲載している情報は2020年4月現在のものです。取材・文/村雨玲子 編集/サンキュ!編集部

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