「粘膜免疫」に注目!この冬、体内への異物の侵入を防ぐ○○とは?

2020/11/02

寒い季節になると、よく目にするのが「免疫力」という言葉。大事なのはわかるけど、そもそも「免疫力って何?」っていう人もいるのでは? 「免疫力」の仕組みを知れば、効果的な方法がわかります。

体内への異物の侵入を防ぐ!粘膜免疫って知ってる?

免疫の仕組みを説明しましょう

免疫は2つの仕組みで体を守っています

体調管理のためには、「粘膜免疫」で異物の侵入を防ぐことが大切なんです!

粘膜免疫のヒーロー「IgA」とは?

目、鼻、口、腸など、全身の粘膜物質で働く、「免疫物質=抗体」の一種。細菌やウイルスなどの異物にくっついて、体内への侵入を防ぎます。粘膜でのIgAの分泌量は体を守る免疫力の目安と考えられており、低下すると病気にかかりやすくなってしまいます。

粘膜組織で活躍するのがIgAという物質。外から異物にくっついて、体内(粘膜下)への侵入を防ぎます。

IgAの量は体調に影響します

アメリカズカップのヨットレース選手の男性38人を対象に、トレーニング期間の50週間にわたって毎週、唾液サンプルを採取。その結果、上気道感染症を発症する3週間前から唾液IgAレベルが低下し始め、発症時は有意に低下。また唾液中のIgAレベルが低下しているときは疲労感が強かった 出典:Med Sci Sports Exerc.;40,1228-36,2008

65歳以上の高齢者300名に、乳酸菌B240(20億個)または乳酸菌なし(プラセボ)の錠剤を20週間継続摂取させ、摂取期間中の風邪の罹患状況を比較。乳酸菌B240の摂取で風邪と診断された人の割合が低下 出典:Br J Nutr.2013;109:1856-65より改編

大塚製薬では、IgA分泌量を高める「乳酸菌B240」の研究をしています

「乳酸菌B240」は、東京農業大学がタイの伝統的発酵茶から単離した植物由来の乳酸菌。大塚製薬では、「腸と乳酸菌」に関する研究において、さまざまな乳酸菌を検討した結果、「乳酸菌B240」がIgAをつくり出す力が高いという事実を発見。風邪の感染リスクの低減に向け、人への有効性について研究を続けています。

イラスト/髙栁浩太郎
協力/大塚製薬

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