「白状」の「白」ってどういう意味?身近な漢字に隠された意外な意味とは
2020/11/16
みなさんは、「あれ、なんでこの言葉にこの漢字を使うんだろう?」と思ったことはありませんか?
よく使う漢字の中には、あっと驚く意外な意味が隠れていることもあるのです。
そんなちょっと面白い漢字のひみつを、漢検準一級を持つサンキュ!STYLEライターのdanngoさんが紹介します。
「白状」の「白」ってどういう意味だろう?
「過去のあやまちを"白状"する」といったときに使う「白状」という言葉。
「白」というのは「黒」の対義語で、色素のまったくついていない状態を指しますよね。透明とは違い、光を一様に反射するのが特徴。「白状」という言葉の意味とは関係ない気がします。
どうしてこの漢字を使うのかわかりますか?
実はこういう意味がありました!
じつは「白」には「つげる」という意味があります。
もともと「白」という漢字は月が光る様子をあらわした象形文字。そこから「しろ」「あかるい」「つげる」……といったように、どんどん意味が広がっていきました。
「つげる」という意味で使われている言葉には、ほかにも「告白」などがあります。「あかるい」の意味は、「明白」という言葉に使われていますよ。
いかがでしたか?想像とは違っていたでしょうか、それとも予想どおりでしたか。漢字の意味や成り立ちを調べると奥深いものを感じますよね。
ぜひ、時間のある時に誰かに話して楽しんでくださいね!
◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターdanngo
国語科教員免許と漢検準一級を持つ、アラフォーの専業主婦。二児の母で、子育て関連の記事を書くのが得意です。本を読むのが大好きですが、一度読み始めると家事がおろそかになってしまうのが悩み。子どもの遊び相手をすると本気になりすぎて怒られ、家事は手抜きになる一方です。甘いもの、日本の古いものをこよなく愛しています。