安東アナが直撃!育休パパってぶっちゃけどうなの?
2020/11/12
昨今、話題の男性の育児休業。だけど、いまいちどんなものかイメージしづらいという声も。そこで、アナウンサー界のうちパパ(家事を頑張る夫)代表、安東弘樹さんが、時代の先端をいく育休パパに直撃インタビュー!今回は双子ベビーの育休パパです。
<育休パパ>
鞍本克真さん
ナリス化粧品勤務。31歳。妻(30代)、男の子と女の子の双子(7カ月)の4人家族。
Q 育休中の1日のスケジュールは?
A 7:00 起床 朝食 洗濯
夜間担当の妻と交代し、着替え、ミルク、おむつ替え。妻は仮眠。
12:00 昼食 妻起床
妻と2人で子どものお世話。着替え、ミルク、おむつ替え、散歩など。
必要があれば買い物
食器洗い 掃除 風呂掃除
18:00 妻と交代制で夕食
21:00 子どもたちとお風呂
妻入浴
子どもたちの寝かしつけ
23:00 就寝
夜間担当の妻に交代
夜泣きがひどいときは起きて、妻と一緒にあやす
Q 育休期間は?
A 早産のため子どもたちは1カ月入院。退院した生後1カ月から3カ月間。
Q 育休を取ったきっかけは?
A お互いの両親も働いている状況で、初めての子どもが双子とわかり、夫婦で頑張ろうと思ったから。
Q 育休中に大変だったことは?
A 2人の子どもが同時に寝るということがほとんどなく、まとまった睡眠がほとんど取れなかった。
Q いちばんよかったことは?
A やっぱり子どもの成長をすぐそばで見守れたこと。初めての笑顔、初めての寝返りなど、うれしい瞬間にたくさん立ち会えた。
育児の当事者として自分自身も成長しました
安東弘樹さん(以下安) お子さんは双子なんですね!大変と聞きます。
鞍本克真さん(以下鞍) はい。片方が寝ると片方が泣きだしたりして、最初は寝不足に。このままだと夫婦で共倒れになると思い、交代制にしました。それに出産前もなにかと大変でした。万全の準備をした状態での妊娠ではなかったうえ、双子ということで妻もかなり不安になったようです。私が育休を取ると決めたら安心してくれて、2人での子育てが楽しみになりました。
安 鞍本さんご自身は、仕事への影響など不安はありませんでしたか?
鞍 ほぼ1人で担っている業務だったので、引き継ぎを円滑にするためにフローチャートでの"見える化"やスリム化を実施しました。それがきっかけで、自分の業務だけでなく、仕事を広い視野で見られるようになったと思います。育児の大変さを知って人間的にも成長できたと思いますが、仕事の面でも大きなメリットがありました。
「育休を取ったことに対して、奥さまの反応は?」(安東さん)
「常に相談相手として一緒にいられたので、安心してくれたようです」(鞍本さん)
安 なるほど!では、これからパパになるかたたちに育休についてアドバイスがあったら教えてください。
鞍 男性の育休は「取れたらいいな」ではなく「取るためにはどうしたらいいか」という視点が大切だと思いました。私自身、子どもとずっと一緒にいられたこと、妻と相談しながら初めての子育てをできたことがとてもよかったので、ぜひおすすめしたいです。
最初はとにかく夫婦で寝不足。寝かしつけで自分が真っ先に寝てしまうこともしばしば。
ミルクをあげるのはすっかりお手のもの。
午前中は鞍本さんがメインでお世話を担当。1人で2人いっぺんに見るこの時間がいちばんハードだったそう。
安東さんのまとめ
男性だと育休で仕事を一時離脱することが不安になるかと思いきや、鞍本さんは仕事をスリム化したり視野を広げたりしてご自身の成長につなげているのが素晴らしかったです。世の中の経営者の皆さんにもぜひ伝えたい言葉です!
<プロフィール>
安東弘樹さん
アナウンサー。"アンディ"の愛称で、TOKYO MX「バラいろダンディ」、bayfm「MOTIVE!!」のレギューラー出演をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌などで活躍中。男の子2人のパパでもある。最近では、おっとり妻とのエピソードでバラエティ番組の出演も多数。
参照:『サンキュ!』2020年11月号「うちパパ委員会」より。掲載している情報は2020年9月現在のものです。撮影/木村文平 構成・文/松崎祐子 編集/サンキュ!編集部
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