安東アナが直撃!「育休パパってぶっちゃけどうなの?」
2020/08/03
昨今、話題となっているのが男性の育児休業。だけど、いまいちどんなものかイメージしづらいという声も。そこで、アナウンサー界のうちパパ(家事を頑張る夫)代表、安東弘樹さんが、時代の先端をいっている育休パパに直撃インタビュー!
<育休パパ>
守山潤さん
テレビ通販会社勤務。41歳。妻(30代)と息子(4歳)の3人家族。
Q 育休中の1日のスケジュールは?
A 7:00
寝不足のまま起床
朝食の支度、朝食
夕食の下ごしらえ
洗濯して干す
子どもが起きたらおむつ交換・遊ぶ・お散歩
12:00
昼食の支度、昼食
子どもが寝ているタイミングで買い物
子どもが起きたらおむつ交換・遊ぶ・お散歩
18:00
子どもと一緒にお風呂
寝かしつけ
19:00
夕食の支度、夕食
子どもが起きるたび、おむつ交換・寝かしつけ
23:00
夜中に子どもが起きたら、夫婦2人で起きて、ミルク・おむつ交換・寝かしつけ
Q 育休期間は?
A 妻が里帰り出産から帰ってきた、生後1カ月から1カ月半。
Q 育休を取ったきっかけは?
A 妻に勧められ、初めての大変な時期を妻とともに乗り越えることで、今後の子育てに役立つと思ったから。
Q 育休中に大変だったことは?
A 夜中2~3時間おきに起きるので、眠いなか、適温のお湯を用意してミルクを作ること。
Q いちばんよかったことは?
A 子どもとの大切な時間を家族一緒に過ごせたこと。初めてお風呂に入れたこと、背中をさすってゲップを出せたなど、ちょっとしたことがうれしく、子どもが生きがいだと感じるようになった。
大変な時期を一緒に乗り越えた妻と強い絆が
安東弘樹さん(以下安)守山さんの会社では育休パパが多いんですか?
守山潤さん(以下守)以前はほとんどいなくて、育休の7~8カ月前から周囲と調整しながら準備をしました。
安 そんな前から?やっぱり周囲の理解を得るのに苦労しましたか?
守 約1カ月半の育休でしたが、アメリカ人の上司は「もっと取ればいいのに」と言ってくれたほど。プロジェクトを任せた部下たちは大変だったと思いますが、育休後復帰したとき、まわりの人たちに感謝の念でいっぱいでしたし、この会社のためによりいっそう頑張ろうという気持ちになりました。
安 そんな意外な心理的効果が!
「育休を取って何がいちばん変わりましたか?」(安東さん)
「父親として、パパモードのスイッチが入りました!」(守山さん)
実際に育休中はいかがでしたか?
守 父親としての自覚がなかったのが、「自分が子どもを育てるんだ」と意識が大きく変わり、パパモードのスイッチが入りました。妻と強い絆が生まれ、夫婦の関係も強固になりました。あのときに初めて体験する子育ての大変な時期を共有したからこそ、今もお互い対等な立場で育児ができています。
安 それはすごいですね!
守 と言っても、圧倒的に妻に頼っているんですけどね(笑)。それと、育休中に以前からやりたかった統計の勉強をしました。現在その知識をビジネスで生かせています。
安 子育ての面だけでなく、ご自身の成長のためにも大切な時間になったんですね。育休っていいですね!
出産前に夫婦で料理教室に通っていたので、料理はお得意。今では、子どもと一緒に料理をすることも。
守山さんご自身のお父さまが家事や育児に積極的だったそう。その背中を見ていたせいか、守山さんも当然のように家事をシェア。
育休中の1枚。守山さんが抱っこ担当だったそう。
安東さんのまとめ
僕の子どもが生まれた当時は、女性ですら満足のいく育休を取れないことも。時代はいい方向に変わっていますね!僕は立ち会い出産で父親としての実感がわきましたが、育休を取りたかったなと思わせてくれるインタビューでした。
<プロフィール>
安東弘樹さん
アナウンサー。"アンディ"の愛称で、TOKYO MX「バラいろダンディ」、ニッポン放送「DAYS」のレギュラー出演をはじめ、テレビ・ラジオ・雑誌などで活躍中。男の子2人のパパでもある。最近では、おっとり妻とのエピソードでバラエティ番組の出演も多数。
参照:『サンキュ!』2020年8月号「うちパパ委員会」より。掲載している情報は2020年6月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/松崎祐子 編集/サンキュ!編集部
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