業務スーパーでいつも見る商品の意外すぎるアレンジ術をプロの料理家が紹介!
2021/01/17
業務スーパーのおすすめ商品を、アスリートフードマイスター2級の資格を持ち、家庭料理の店で料理長として勤務する調理師のタナカ*タカコさんに教えてもらいました。
店舗の入り口付近で見ることが多いあの商品、どう使う……?
今回は、業務スーパーの入り口付近で1年中販売されているので、目にしたこと&購入したことのある人が多いと思われる商品をあえてピックアップしてみました。業務スーパーの切干大根(商品名は「干切大根」)は、100g入で84円です。
切干大根で餃子をつくる!
パッケージの裏面を見ると「餃子の具に!」と書いてあったので、今回はオリジナルレシピで餃子をつくってみました。
【材料】35個~40個分
切干大根:乾いた状態で50g
ひき肉(豚肉):200g
ニラ:1/2束
塩:小さじ1/2
しょうゆ:小さじ2
さとう:大さじ1
ゴマ油:小さじ2
生姜すりおろし(チューブのものなら5㎝)
【1】切干大根をよく洗い、水につけて戻す。
【2】切干大根が軟らかくなったら、しっかり水気をしぼり、1㎝ほどの長さに刻む。
【3】ニラも5mm~1cmほどの長さに切る。
【4】切干大根、ニラ、ひき肉、調味料を揉むようによく混ぜ合わせて、皮で包んで、焼く。
切干大根が絡まって袋から出しにくい場合は、ハサミで切ってしまうと簡単です。
通常の餃子で使用することが多いキャベツや白菜の代わりに、切干大根を使用しました。具材もシンプルに3種類。手作り餃子には、何かと時間がかかって面倒なイメージがあるので、できるだけシンプルな材料と調味料にしました。
つくってみてわかった切干大根で餃子をつくるメリット
餃子を手作りする際に一番時間がかかるのは、具を皮で包む工程だと思いますが、それと同じぐらい時間がかかるのが、キャベツや白菜などの野菜をみじん切りにする作業ではないでしょうか?まな板の上はもちろんのこと、そのまわりまで刻んだ野菜が飛び散ってしまったりしませんか?フードプロセッサーを使う場合も、フードプロセッサーに入るサイズに切ったり、少量ずつ何度もフードプロセッサーを回したり、洗ったり、何かと時間と手間がかかる作業かと思います。
その点、切干大根の餃子は、水で戻して絞った塊になっている状態の切干大根を、縦横に刻むだけなので、数秒で刻み作業が完了します。しかもまな板のまわりに飛び散る心配もほとんどありません。
ニラを包丁で切るのが面倒な場合は、キッチンバサミで切ってもよいと思います。
切干大根を使うことで、キャベツや白菜と違って水分が出てこないので、包む作業もとってもしやすかったです。
程よい歯ごたえとさっぱりした味わいが癖になる切干大根の餃子
たくさんの量を一度に焼きたいときは、ホットプレートがオススメです。
【1】油をひいたホットプレートに包んだ餃子をのせていき、餃子をのせ終わってから、スイッチを入れます。(そうすることで、慌てて並べる必要もなく、加熱時間を均等にすることができますよ。)
【2】ふたをして、鉄板が十分に温まるのを待ちます。
【3】鉄板が十分に温まったら、お湯をかけいれて、蒸し焼きにします。
【4】水がほとんどなくなったら蓋を外し、焼き色が付くまで焼いたら完成です。
豚肉の肉汁を切干大根が吸ってくれますし、程よい歯ごたえとさっぱりした味わいが癖になるおいしさです。ぜひお試しください。
◆執筆/調理士 タナカ*タカコさん
サンキュ!公式インスタグラマー、アスリートフードマイスター2級。家庭料理のお店で料理長として勤務の傍ら、SSS-Style+フード部門担当としてお料理講座や調理代行サービスを行う。
※記事内の商品価格は、表記がない限り消費税抜きの価格です。
※商品情報は記事執筆時点のものです。店舗によっては取り扱いがない場合があります。