ソファで微笑むアジアの家族

【4月のアクション】今日からLet's try!親子でSDGsをはじめてみよう

2021/04/01

最近、よく耳にする「SDGs」って、私たちにどんな関係があるの?SDGsジャパン理事の長島美紀さんに教えてもらいました!むずかしく考える必要はないんです!

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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<教えてくれた人>
SDGsジャパン理事 長島美紀さん
さまざまな人向けに、暮らしに合わせたSDGsをわかりやすく解説。

実は毎日の暮らしのなかにSDGsはいっぱいある!

身近なところにも、SDGsを考えるきっかけは、いっぱい!どんなSDGsが発見できるか、子どもとゲーム感覚で探してみましょう!

むずかしく思われがちですが、ふだんの生活に深くかかわっていますよ。

ふむふむ……。えっ!?宅配便の再配達ってSDGsに関係あるんですか?

宅配便は車で運ぶことが多いですよね。車で再配達する分、CO²が排出され、温暖化にもつながるんです。

SDGsって自分たちに関係あるんだね。

暮らしのいろいろなシーンで見つかるSDGs

毎日を振り返って、どんなことがあるのか考えてみましょう。

1日を振り返ってみると、気がついていないだけで、私たちもいろいろなSDGsにかかわっていることがわかります。「あ、これもSDGsかも?」と意識すると、考え方や行動が変わっていきます。「幸せな未来のためにどうしたらいいのか」を親子で話し合いながら、わが家のSDGsをぜひ探してみてください。

親子ママのSDGsな1日

08:00 分別してゴミ出し Good!
リサイクルできるものはきちんとしないとゴミの行き場がなくなってしまうかも!
【12】つくる責任つかう責任 に関係

10:00 ママはテレワークでお仕事 Good!
家事や子育てと両立しやすいテレワークでお仕事!女性の働きがいもSDGsの目標です!
【8】働きがいも経済成長も に関係
【9】産業と技術革新の基盤をつくろう に関係

12:00 宅配便の再配達を受け取る Bad!
車が何度も行き交うことで、CO²がムダに排出されてしまうんです!
【13】気候変動に具体的な対策を に関係

16:00 不要なおもちゃがフリマアプリで売れた! Good!
ゴミを出さないことが第一歩!
【12】つくる責任つかう責任 に関係

19:00 野菜くずで野菜だしをとる Good!
フードロスゼロが世界の飢餓を減らす!
【2】飢餓をゼロに に関係

22:00 パパが残業して帰宅 Bad!
ママがワンオペ育児をする負担もSDGsの問題
【5】ジェンダー平等を実現しよう に関係

※ほかにもできることがいっぱい!

SDGsの17の目標とは!?

SDGsは世界のすべての人たちが協力して取り組む「持続可能な開発目標」。国連に加盟するすべての国と地域が15年に採択した目標は、左の17個です。目標達成のタイムリミットは、9年後の2030年です。

簡単にいうと

□地球環境問題だけでなく、"働きがい" "ジェンダー"といった幅広い目標がある!
□2030年までの達成をめざした目標なんです!

今日からLet's try!すぐできる!親子でSDGs

SDGsは毎日の小さな心がけでできることばかり!子どもと一緒にはじめられるコトもたくさんあります。親子で楽しくチャレンジしてみて!

(daily life)毎日の生活で

バルコニーの菜園で熟した赤ピーマン
Kimichan/gettyimages

ふだんからなにげなくしていることも、りっぱなSDGsに。節電や節水に気をつかったり、ゴミを分別して少なくしたりすることも、未来のために大切な行動です。家庭菜園を楽しんだり、ペーパーレスで面倒が減るなど、いいこともいっぱい!

□家庭菜園をはじめてみる
□生ゴミは水分をしっかり絞って捨てる
□小さくなった服や使わないおもちゃはリサイクルへ
□トイレのふたを閉める、使わない電気は小まめに消す
□銀行の通帳や請求書の明細はインターネットでペーパーレスに

(shopping)お買い物で

エコバッグ
gyro/gettyimages

買い物は、SDGsを身近に感じる絶好のチャンス!買い物をすることで、環境や社会をよくしようと頑張っている会社や生産者を応援できます。どんな物を選ぶか、子どもと話しながら買い物をしてみましょう。

□地元の食材を買おう
□計画的な買い物で食材のムダを防ごう
□マイバッグやマイボトルを使おう。使わない箸やスプーンは断るのも◯
□環境によい商品を選ぼう

(go out)お出かけで

休日にサイクリングを楽しむ若い女性
west/gettyimages

外出するときにも、SDGsのヒントはたくさんあります。「車を使わないで、歩いたり、自転車を使うと、CO₂を減らせるんだね!」なんていう親子の会話が、お出かけをもっと楽しくしてくれそうですよ。

□バスや電車、自転車や徒歩で移動しよう
□海や山に出かけて自然と仲よくしよう
□外食するときは食べ切れる量を頼もう
□ゴミは持ち帰ろう

(the others)そのほか

SNSにお気に入りのエコ商品をアップしたり、ママ友やまわりの人に「SDGsって知ってる?」と話すだけでも、充分SDGsに役立つ行動です。自分にできる小さなSDGsを子どもと一緒に探してみましょう!

□地域の人と仲よくしておく
□電力を自然エネルギーに切り替える
□子どものおもちゃを"女の子だから~"、"男の子だから~"と親が決めない
□生活で"不便だな" "もっとこうなったらいいな"と思うことは、SNSなどで発信してみる

編集部の私たちもSDGs生活はじめてみた

●世代を超えて暮らしの道具を引き継ぐ

『サンキュ!』編集部 S城
祖父から譲り受けた本棚を愛用しています。おそらく70~80年前に作られた物。よい物は世代を超えて大切に使っていきたいです。

●今すぐ、だれでもはじめられるコトから

『サンキュ!』編集チーム オカB
お恥ずかしい話、これまでトイレで流すとき、無意識に「大」を押していました。意識して「小」を押すだけでも水を大切にできます!

●自分にできる小さな寄付でだれかを笑顔に

『サンキュ!』ライター 工藤千秋
だれかのために自分ができることをするのもSDGsの大切な思い。小さな寄付をすることが、だれかの役に立ちますように!

参照:『サンキュ!』2021年5月号「別冊:親子ではじめるSDGs」より。掲載している情報は2021年3月現在のものです。監修/長島美紀 イラスト/菜々子 構成/岡部さつき(風讃社) 取材・文/工藤千秋 編集/サンキュ!編集部

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