在宅生活で光熱費が…冬の光熱費を下げる最新ニュース!最安の暖房器具は!?
2021/01/17
コロナ禍の新生活様式で、いつも以上に家にいる時間が増える今冬。光熱費を抑えるには、家の中や体を温める工夫が必要です。効果大の最新情報をご紹介します!エアコンと一緒に使うのがベストな3大アイテムは必見!
<教えてくれた人>
節約アドバイザー 和田由貴さん
家庭の省エネエキスパート、環境カウンセラーの資格を持ち、環境問題にも精通。快適と節約を両立したスマートで賢い節約生活を提唱し、テレビや雑誌などで幅広く活躍している。
省エネの進化で、実はエアコンが最安だった!
「以前は、暖房費が安いのは石油ファンヒーターというイメージでした。しかし、灯油代の高騰やエアコンの省エネ性能の進化により、現状ではエアコンのほうが安くなっています。10年以上前のエアコンを使っている場合は、最新の省エネタイプに買い替えるのも電気代節約の一案です」。(和田さん)
暖房(設定温度20℃)を1日1時間短縮した場合※1
【エアコン】
年間で電気40.73kWhの省エネ
年約1100円の節約
【ガスファンヒーター】
年間でガス12.68立方メートルの省エネ
年間で電気3.72kWhの省エネ
年計約2380円の節約
【石油ファンヒーター】
年間で灯油15.91Lの省エネ
年間で電気3.89kWhの省エネ
年計約1130円の節約
※1 データ出典:資源エネルギー庁「家庭の省エネ徹底ガイド 春夏秋冬」(2017年8月発行)より。金額換算係数は、電気27円/kWh、ガス180円/立方メートル、灯油64円/L。料金単価は、時期や地域、住居により異なります。
暖房費を下げるキモは、 この3つだった!
「エアコンの設定温度を1℃下げると、電気代が10%削減できるといわれています。この3大アイテムで冷気を防ぎ、暖気を循環させれば、設定温度を下げられます」。
1 冬こそ、サーキュレーターが使える!
上部に風を送って、暖かい空気を回すべし!
サーキュレーターは冬こそ利用価値大!「上のほうにたまってしまう暖かい空気を送風によって循環させることで、暖房機器の設定温度を低くしても暖かく感じられます」。
サーキュレーターは、エアコンの真下に置いて上向きに
効率よく空気を循環させるためには、エアコンの下にサーキュレーターを置き、天井中央部に向けて風を送るのがポイント。
扇風機を使う場合は、高い位置に置くのがコツ
扇風機は首を真上に向けることができないので、台などの上にのせて、なるべく高い位置から風を天井近くに当てるようにしましょう。
2 断冷には、100円グッズが最強だった!
暖房を強めてもなかなか暖まらないのは、窓や床から冷気が侵入しているから。「窓や床からの冷気を防ぐには、100円グッズが大活躍です」。
窓用シートは、下部だけ貼ればOK!
ガラス窓に霧吹きなどで簡単に貼れる断冷シートが便利。「冷気が伝わりやすい窓の下部に貼るだけでも暖房効率が上がります」。
保温性の高いプチプチタイプ
窓ガラスに霧吹きでスプレーをして貼りつけるだけ。「窓用バブルシート(雪)」(縦90×横45cm)¥110/キャンドゥ
床からの寒さは、アルミシートで防ぐ
「カーペットを敷いていても冷たく感じるなら、カーペットの下にアルミシートをプラスして。厚手の物ほど、保温効果が高まります」。
厚手だから熱が逃げにくい
必要なサイズにカットして使える厚手タイプのシート。「アルミ保温シート」(約70×120cm)¥110/DAISO
カーテンとの間にもう1枚!驚くほど暖かい
「窓とカーテンの間に、薄手のカーテンをつるすのもおすすめ。空気の層ができることで、冷気を防ぎ、暖気を逃しにくくなります」。
薄手でも断熱効果大!
S字フックなどを使ってつるすアルミ素材のカーテン。「連結できるアルミ断熱カーテン」(高さ90×幅45cm)¥110/キャンドゥ
3 加湿器1つで体感温度が上がる!
寒く感じる一因は、低湿度だった。
「湿度が下がると、体は寒さを感じやすくなります。暖房をつけると乾燥して湿度がより下がるので、加湿器を併用することが大事!快適な湿度といわれている50%前後を保つようにして」。
加湿器はエアコンの風が直接当たらない所に
エアコンの風が当たると、加湿器の湿度センサーが誤作動を起こして、快適な湿度を保てなくなることがあるので要注意!
問い合わせ先/キャンドゥTEL03・5331・5500 DAISO https://www.daiso-sangyo.co.jp/
※商品情報は、20年11月30日現在のものです。店舗などによって取り扱いがない場合もございます。
参照:『サンキュ!』2021年2月号「冬の光熱費を下げる最新ニュース」より。掲載している情報は2020年12月現在のものです。構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
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