かつてはゴミしか捨てられなかったmocaさん。「まだ使えるかも」「まだきれい」と思うと、いつまでも捨てられなくなる。気持ちよく手放したいなら、自分自身にツッコめば、いいんです。その秘訣を教えてもらいました。

<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 mocaさん(東京都 40代)
夫(40代)、長男(10歳)、長女(8歳)の4人家族。正社員で現在は在宅ワークがメイン。著書に『お片付けノートで見えてくる!大事なのは「捨てる理由」でした』(主婦の友社)など。
断捨離®って怖いって思ってました。
「好きな物しか持ってないし、たくさん捨てるのって、なんか怖い」と思っていたmocaさん。「欲しい」と思った物はためらいなく買い、増える一方で捨てられませんでした。
すべてはコルクから始まったんです。
ある日、食器棚の引き出しを開けたら、カトラリー用のトレーにワインのコルクが交じっているのに気づきました。「なぜ入ってる?って、思わず自分にツッコみましたね(笑)」。
自分にツッコんだ途端、ゴミと思えて捨てられるようになりました。
コルクを持っていた自分にツッコんだ瞬間、昨日までゴミじゃなかったコルクがゴミに見えてきて、気持ちよく捨てられたmocaさん。ついでにほかにも捨てられる物がないか眺めてみたら、10年物の竹串も発見。同じようにすると、気持ちよく捨てられることに気づきました。ツッコみを入れて、ゴミに見えるようになれば、もう捨てるのは怖くない!
ツッコむと気持ちよく捨てられるよ!
あなたもやってみよう!mocaさんの「お片づけノート」
mocaさんは、メモ帳に捨てる物と捨てる理由を書き出しています。「捨てる理由が自分へのツッコミみたいで笑えるし、同じ理由が当てはまる物も捨てられるようになりました」。
捨てる理由を考えながらやってみて
(1)初めはゴミからでOK
(2)何かのついでに探す
(3)「何で持ってるん?」「使わないじゃーん!」とツッコんでみる
黄ばんだやつで洗うんかーい!
1年も使ってないじゃーん!
捨てるたびにご機嫌が生まれた5大ラッキースポット
物があふれて暮らしにくくなっていた家。捨てたら、家の中がスッキリするだけではなく、心も晴れやかに♪
1 捨てるとリビングがお買い物より楽しい場所になった
物が多かったときは家にいても、なんとなく落ち着かず、外出して買い物でストレス解消。物を捨てたら、家の居心地がよくなり、「家族も『家がいちばんいいね』って言ってくれるんです」。
2 捨てるとランドリーで子どもが勝手に着替えてくれるようになった
すぐにサイズアウトする子どもの下着や部屋着は量を減らして、ここに入る分だけに。お風呂から上がったら、ここから出して自分で着替えるので、ママが着替えを用意する手間なし。
3 捨てるとクローゼットでの身支度が秒になった
前は売るほどあるのに「着たい服がない」と購入。「あればあるほどコーデがむずかしくなるんです」。タンス1つ分丸々処分するくらい服を捨てたら、着たい服がすぐ見つかるように。
とっておきの捨てテク1
日の光にさらしてみる
捨てにくい収納ボックスを捨てたいなら、外に出してみて。クローゼットにあるときは気づかなかった黄ばみや傷みが明白になりゴミにしか見えなくなる。
4 捨てると夫がキッチンで家事を自らするようになった
物が少ないと、どこに何があるのか一目瞭然。サクサク片付くのが気持ちがいい!と夫が積極的に食器を片づけてくれたり、食品在庫が足りなくなると何も言わなくても買ってきてくれるようになりました。「以前は、夫が片づけてくれても『すみません』と思っていましたが、今は『ありがとう!』という気持ちでいっぱいです」。
とっておきの捨てテク2
嫌でも目に入るようにする
付属の薬味やたれはこうしておけば使い忘れません。
早く消費したい野菜もあと少しで終わりそうな粉チーズもひとまとめ。トレーにある物だけで一品考えて一気に消費。
5 捨てるとダイニングは10秒で片づくようになった
ダイニングに置いてもOKの子どもの物を厳選。「『ここに入る分だけ』が決まり。学期ごとにチェックして捨てられる物を見つけます」。
とっておきの捨てテク3
サンタの力を借りる
「使わなくなったおもちゃはサンタさんに返そうね」の声かけで、子どもも気持ちよく手放せます。捨てる判断は子どもに任せて親は口出し無用。
参照:『サンキュ!』2021年6月号「晴れた日の断捨離でゴキゲンになろう!」より。掲載している情報は2021年4月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部
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