物の少ないミニマムな暮らしをしている人って、なんだか時間にも余裕があって、悟ってるんじゃないか? と思えるぐらい、悩みやストレスもないように感じます。でも実際、それって本当だったりするんです。
必要以上の物に囲まれた雑然とした暮らしの中から、余分な物を減らすと、不思議なことに日常生活の小さなモヤモヤやストレスが、スーッと消えていくんです。いったいどんなことなのか?
片づけ上手なミニマリストさんの生活テクをのぞいてみましょう!
Q.こんなとき「こんなこと」考えていませんか? その悩みに、ミニマリストが答えます!
CASE1:外出するとき「着る服がない」と考えてしまうなら
【Answer.】シチュエーション別にコーデを決めておきます(R・Mさん)
「出勤用、公園で子どもと遊ぶ用、など、シーン別にコーデを数パターン決めておけばお出かけ前に悩みません」
【Answer.】アクセサリーなどんな服にも合うシンプルな物だけ(小林涼子さん)
「フォーマルにもカジュアルにも合う3種類に厳選しておけば慌てません」
【Answer.】定番を決めておけば迷いません(TFさん)
「出番のない服は手放し、大好きな白シャツをMY定番に。バッグや小物をアクセントにすれば飽きずに着まわせます」
CASE2:料理を作ったとき「合う皿がない」と考えてしまうなら
【Answer.】大きさと形が違う5種類の器を家族分持つことで解決!(小林涼子さん)
「シンプルで深さのあるものならどんな料理にも合うし、汁けのある料理でも大丈夫」
【Answer.】子ども用、お客さま用など分けずに、お気に入りの器だけを持つ(himayuralicoさん)
「いろいろ分けていると膨大な量になるけど、お気に入りの食器だけを持てば器選びも楽しものになります」
CASE3:来客時のランチで「お客さま用の箸がない」と考えていたら?
【Answer.】お客さまは割りばしと決めてしまいました(asakoさん)
「カトラリーの数も増えないし、ストックしておけば突然の来客にも安心だし、衛生面もクリア!」
CASE4:くたびれたタオルを使うたびに「これ捨てたほうがいいかな?」と考えているなら
【Answer.】家じゅうのタオルを半年に1回買い替えるサイクルにしました(R・Mさん)
「手ざわりが硬くなる半年を買い替えのタイミングに設定。古いものはカットしてぞうきんにすれば捨てやすい!」
CASE5:書類がたまるたびに「どれが必要なんだっけ?」と考えていたら
【Answer.】夫宛のものは仕分けボックスを用意し自分で分類してもらう(村上直子さん)
「一時置き入れ→1カ月保管→1年保管など、入れ物を作り、仕分けは自分で!」
【Answer.】郵便物やDMの入れ物や場所をそもそもつくるのをやめる!(山本奈緒さん)
「その日のうちにチェックすることでたまるのを防ぎます」
CASE6:家にいるとき「なんかウチおしゃれじゃない」と考えてしまうなら
【Answer.】季節の果物を飾ればセンスいらずで絵になります(R・Mさん)
「旬のものなら手軽に手に入るし、飽きたり熟したら食べればよし!」
【Answer.】物を飾るではなく、置く物の色を決める(sunaさん)
「床と壁の基本色+差し色を決めてしまえば、何か買いたすとき、この色に合わせればいいし、何も飾らなくても差し色がアクセントになります」
CASE7:家具の裏のほこりを見つけたとき「見なかったことにしよう」と考えてしまうなら
【Answer.】重い家具は置かない。置くなら軽量化してすぐどかせるようにしました(mkさん)
「大きな絵を飾りたいときも軽量なアルミ製フレームに」
【Answer.】キャスター付きの棚や台にすれば動かせるので床掃除が可能に(本田千絵さん)
CASE8:家で子どもを遊ばせるとき「ずっと見てなきゃ」と考えていたら
【Answer.】子どもが遊ぶ部屋には危険な家具や飾りは置かない!(namiさん)
CASE9:物を減らしたいとき「そのうち捨てよう」と考えてしまうなら
【Answer.】ゴミ袋があいていたら断捨離するタイミング!(mujikkoさん)
「ゴミを出す日にゴミ袋の容量に余裕があったら捨てられるものを探します」
【Answer.】ゴミ回収日の前日に家じゅうの不用品を見直す習慣に(川内郁美さん)
いかがでしたか? 日常生活の中で何かをするとき、いちいち「どうしよう?」って考えてしまうこと。解決するには持ち物や、物の流れを決めてしまうことが大切なようですね。
まずは自分がふだん、どこで悩んでしまうのか、よく使うアイテムは何なのか、観察してみることから始めてみるといいかもしれませんね。
参照:『サンキュ!』7月号「物を減らしたらあのときにあのことを考えなくなりました」より一部抜粋 写真/東泰秀、阿萬泰明、小野田陽一、小林キユウ、枦木功、イラスト/須山奈津希、取材・文/田谷峰子
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