コーデは制服化・食器棚も手放した!減らした分防災グッズを強化したミニマリストの暮らし
2024/11/30
丁寧な暮らしに憧れる自分をやめ、物への執着を手放しました。コーデは制服化し、収納グッズはむやみに増やしません。余計な物を減らした分、防災グッズの備えを強化。ミニマリストの暮らしをご紹介します。
<教えてくれた人>
ミニマリストYouTuber ミエさん(埼玉県42歳)
夫(44歳)、長男(19歳)、長女(16歳)の4人家族+愛犬1匹。持ち家一戸建て。カフェで週3日のパート勤務。YouTubeチャンネル「ミニマムな心地いい暮らし」。インスタグラムID:minimalist.mie
◎HOUSE DATA
築16年/4LDK/103.92平米◎
物への執着をこうして手放しました
明らかに使っていない物、なくてもよさそうな物から徐々に処分を。「“丁寧な暮らしに憧れる自分”をやめたら、無理なく手放せるようになりました」。
生活動線のじゃまになっていた棚や家具、扉をなくした
飾り用の棚や家具は古道具店に売却。「リビングを占拠していた家具がなくなって動線がスムーズに。扉があると中身が見えず、物を詰め込みがちなので、和室の扉を外して不要品を整理しました」。
仕事用2コーデ、普段着2コーデで、制服化した
「元々服が好きでなかなか減らせなかったけど、普段着を制服化したら、うまくいきました」。週3日のパート用は2コーデ、残りの4日で2コーデの基本パターンを決め、シーズンごとに入れ替えています。
●服選びのルール
1.同じ用途の服は2着まで
2.服の色は3色に絞る
3.シワになりにくい、すぐ乾く素材を選ぶ
ズボラな自分には不向きだった繊細な陶器をやめ、シンプルな物だけに
「好きな作家さんの陶器を日常使いしていたけど、欠けたり、割れたりすることが多く、ズボラな私には管理できないとわかり手放しました」。今は丈夫なイッタラと無印良品の器だけに絞り、食器棚も処分。
丁寧な暮らしに憧れて買った物は、自分に合っていなかった
「かごや木製のキッチン用品など、素敵な暮らしをしている人が持っていた物をまねして買ったけど、結局よく使うのは手入れがラクな物。それに気付いたら、もったいないと思わずに処分できるように」。
●“憧れ”をやめて手放した物
・お菓子、パン作りグッズ
・コーヒーサーバー
・木製キッチン用品
・食器かご
・キッチンリネン――など
物を増やさない習慣が身に付きました
「今は物が少なくても家族に必要な物はすべてある状態なので、十分幸せ。新たに物を買うときも『今使うか、使わないか』を軸に判断しています」。
収納グッズをむやみに増やさない
物が増えたからといって、収納グッズを増やしてしまうと、際限なく物が増えてしまう原因に。「物がはみ出してきたら、今ある物を本当に使っているかどうか見直しするようにしています」。
家族で共有する物は、定期的に中身を見直す
家族で使う文房具や薬類などは、ボックスで分類して押入れに。「ボックス内はキレイに整理していなくてもよしとしています。月1回程度、期限切れの物や使っていない物がないか確認し、物量を保ちます」。
使う季節や使い方が限定される物は買わない
「1つの機能しかない物、1シーズンしか使えない物は、収納する場所も取るのでなるべく買わないように」。サーキュレーターは、洗濯物干し場などで一年中活用できるのでムダがありません。
「どんな暮らしがしたいのか」それを基準に考える
「物欲に負けない秘訣は、物を減らしたい目的をハッキリさせること。居心地がいい空間で、読書をしたり、映画を観たりする今の幸せを手放したくないと思うと、物を増やさなくなりました」。
余計な物を減らした分、防災グッズの備えを強化!
「防災グッズは、家族が安心して暮らすために必要な物。物を減らした余白スペースに防災グッズを備えるようにしています」。
水、食品、マスク、紙類は、ローリングストックで備える
レトルト食品、缶詰などは床下収納、マスクなどの衛生用品は押し入れの引き出しと、スペースを分けて保管。日常的に使ったら補充するという方法で一定量をキープしています。
参照:『サンキュ!』2024年12月号「片づけバズワードGP」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部