雑貨好きのマキシマリストがミニマリストに変化した理由とは?
2024/11/28
雑貨好きのマキシマリストからミニマリストに!物があふれ、家族とギクシャクしていた暮らしは、本当に必要な物だけ残したら、家事や人間関係などあらゆることがラクに。ミニマリストになって変わったことを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
ミニマリストYouTuber ミエさん(埼玉県42歳)
夫(44歳)、長男(19歳)、長女(16歳)の4人家族+愛犬1匹。持ち家一戸建て。カフェで週3日のパート勤務。YouTubeチャンネル「ミニマムな心地いい暮らし」。インスタグラムID:minimalist.mie
◎HOUSE DATA
築16年/4LDK/103.92平米◎
- 物があふれていたときは、家族とギクシャクして、幸せを感じられなかった
- テレビは処分。余計な情報を遮断でき、心が穏やかに
- スペースがあるから、いつでも体力づくりができて健康的に
- YouTuberになって、好きなことを積極的に発信
物があふれていたときは、家族とギクシャクして、幸せを感じられなかった
雑貨好きが高じて、10年前まで自宅で雑貨店を開いていたミエさん。「お店の営業は楽しかったけど、家中に物があふれた結果、探し物が増え、家族とギクシャクして、だんだんと幸せを感じられなくなっていきました。自分がどれだけ好きな物を持っていても、家族が幸せでなければ意味がないと気づき、お店をやめて物を手放し始めたんです」。持ち物を見直すと、不要だったのは「周りから素敵な人だと思われたい」という基準で選んだ物ばかり。「家族の幸せを軸にして、本当に必要な物だけ残したら、家事や人間関係などあらゆることがラクに。この快適さを味わったら、もう物を増やしたいと思いません」。
●雑貨好きのマキシマリストからミニマリストへの変遷
【07年10月】丁寧な暮らしに憧れて、一戸建てに引っ越し
念願のマイホームに引っ越し。「インテリア雑誌で見て憧れていた家のようにしたいと思い、おしゃれな雑貨や生活道具をそろえていくうち、どんどん持ち物が増えていきました」。
【12年3月】自宅で雑貨や服を販売するお店をオープン
週3日、自宅リビングを開放した雑貨店を開始。「自分で仕入れた雑貨や好きな作家さんの器、洋服などを販売し、やりたいことができて満足していましたが、家の中は物であふれ返った状態に」。
【14年12月頃】「家族との幸せ」を優先し、雑貨店を閉店。物を減らし始めた
「商品や什器で埋め尽くされ、子どもたちに『走り回らないで』と我慢させたり、家族が使いたい物がすぐ出せなかったり……。何のために店をやっているのか疑問を感じるようになり、閉店することに」。まずお店用の什器や家具を手放し、雑貨を減らして家の中を整え始めました。
【20年4月頃】ミニマリズムに目覚め、YouTubeを開始
片づけ・収納の基本を学び、整理収納アドバイザー2級を取得。ミニマリストの本に感化されて、さらに物減らしを加速し、スッキリ空間に。「本当に自分が好きな物・必要な物だけあればいいというミニマリズムの良さを広めたいと思い、動画配信を始めました」。
テレビは処分。余計な情報を遮断でき、心が穏やかに
2年前にはテレビを処分し、動画鑑賞はプロジェクターを利用。「テレビから流れてくるネガティブな情報を目にすることがなくなり、好きな映画や動画を大画面で楽しめるのでストレスがありません」。
スペースがあるから、いつでも体力づくりができて健康的に
「好きな仕事をずっと続けていきたいので、体力づくりは大事な日課です」。リビング、和室に広々としたスペースがあるので、いつでも思い立ったときに筋トレやヨガができ、ジムに通う費用の節約にも。
YouTuberになって、好きなことを積極的に発信
物を減らしたことで家事がスムーズになり、自分時間が増えました。「今は、自分が体感したミニマリズムの良さを動画で配信するのが楽しい。ライフワークになっています」。
参照:『サンキュ!』2024年12月号「片づけバズワードGP」より。掲載している情報は2024年10月現在のものです。撮影/林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部