散らかす家族に「片づけて!」という前に試してほしい4つのこと
2021/12/04
整理収納、片づけが好きな主婦で、サンキュ!STYLEライターのmihoです。
わが家は夫、私、小学生姉妹2人、幼稚園児1人の5人家族。
私が片づけに目覚めたのは、現在幼稚園児の末っ子が産まれた後でした。
片づけをする中で、最初にぶつかった壁は「片づけてもまたすぐに散らかる」「出しっぱなしが気になる」といった家族の行動に関する悩みでした。
なるべくなら、家族を責めずにみんなが気持ちよく過ごせるような「散らからない仕組み」を作りたい!今回は、そんな家族に関するお悩みを持つ方に、ぜひ試して頂きたい4つのことをご紹介します!
【1】勝手に処分せず家族に「判断」してもらう
いくら散らかしていたとしても、家族のものは勝手に処分しないように心がけています。誰かに自分の物を勝手に処分されることは、気持ちのいいものではありません。
以前、ゴミだと思って私が捨ててしまったお菓子の空き箱が、実は末っ子が小さな玩具を入れる為に大事にとっていた物だった……ということがありました。
それをきっかけに、私が勝手に家族のものを処分はしないと決めました。
物が増えてきたり、散らかすことが増えたと感じた時が、物の量を見直すタイミング。
子ども達に声をかけ、一緒に片づけをし、「いる/いらない」の判断をその場で本人にしてもらうようになりました。
「片づけをすること=判断すること」だと思います。こうした判断を繰り返し行うことは、やがて習慣となり、定期的に片づける良いクセをつけてくれることに繋がります。
【2】片づけて!ではない有効な声かけ法
子ども達が今よりもっと小さい時は、よく「片づけて!」と叱ることが多くありました。そして、夫にもまた、子ども達に言うのと同じように伝えていました。
しかしこれは、実はとても分かりづらい抽象的な表現だと、片づけを学ぶ中で知りました。
ではどう伝えるのか、それは「元に戻してね!」という声かけ。その為には、物を元に戻す場所が必要になります。
物を戻す場所がなく、溢れてしまった状態=散らかった状態であり、物が片づかない大きな理由の一つだと思います。
まずは、物があるべき場所に帰れる空間をきちんと準備してあげることから始めましょう。
【3】家族の困りごとを一緒に解決する
日々、家族と一緒に暮らし、その様子を見ていると「使いづらそう」だとか、「ここにあればもっと便利なのに」といった物の収納や片づけに対する困りごとを感じます。
例えば、夫は普段は通勤用の鞄に入れたままの「財布、時計、携帯電話、充電器」などを、仕事が休みの週末になると、ダイニングテーブルやソファーの隅など家のあちこちに出しっぱなしにするためよく探している・・・なんて光景がよく見られます。
そんな困りことを感じ取って、夫専用の小さな引き出しを取り入れてみました。
結果、探し物をする手間も減り、週末もスッキリした状態が保てお互いに満足しています。
人によって、生活習慣やクセが違うように、片づけに対する悩みもそれぞれ違います。
家族の困りごとを一緒に解決することで、「使いやすくなった!」「ありがとう!」という嬉しい言葉も聞けるようになりました。私もまた、それが片づけに対するやる気に繋がっています。
【4】どうしても片づけが苦手な家族への対処法
あの手この手を試しても、どうしても片づけが苦手で、片づけてもリバウンドするスピードが速いという人も。このタイプの長女に有効だったのは「物の一時置き場」を作ってあげること。実はこの方法は夫にも取り入れている収納法。
物を元に戻す場所を考えたり、分類することなく「とりあえず」散らかった物を入れられるよう大きめのBOXを使っています。
そこがいっぱいになる前に必ず、その中に入れたものは片づけるのが最低限のルール。
時間がない登校前、疲れて帰ってきた放課後、二階に上がって戻しに行くのが面倒な時、そんな時でも何となく片づくありがたい収納の味方です。
片づけた部屋が家族の誰かによって散らかされると、どうしても責めたくなるし、ストレスにもなりますよね。
しかし、自分を変えることは出来ても、自分以外の誰かを変えようとすることは根気も体力も必要。
家族の片づけに悩んだら、今ある仕組みや考え方を少し変えてみると、効果的かもしれません。ぜひ、おうちで取り入れて試してみて下さいね。
この記事をかいたのは・・・miho
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