大人気ブロガーが伝授!な~んにも考えずに捨てられる【15分捨て】だれでもできる4ステップの捨て方
2022/07/29
たったの15分、タイマーをかけて集中して物を捨てるだけ!自分にとっての要・不要の判断が明確にできて、翌日以降も無理なく続けられる!な~んにも考えずにできる15分捨ての方法と、実際にチャレンジした様子をお届けします。
<教えてくれた人>
筆子さん
カナダ在住の60代ブロガー&ミニマリスト。ブログ「筆子ジャーナル」や著書『買わない暮らし。』(大和出版)が人気。
集中力の続く「15分間だけ」で不要品がみるみる減る!
「捨てる意欲がどんなに高まっても、長時間続けるのは禁物。一気に片づけようとすると脳が疲れて、捨てる・捨てないの判断基準が鈍ってしまうんです」と人気のミニマリスト、筆子さん。捨てる時間を集中力が続く「15分」と決めて、15分間は物にぐっと向き合って作業するのがおすすめだとか。だらだらやらないから自分にとっての「要・不要」の判断が明確に。勢いよく捨てられて、翌日以降も無理なく続けられます。
まずはこれを準備!
■ タイマー
■ ゴミ袋
その前に
■ テレビを消そう
■ スマホの通知を切ろう
な~んにも考えずに捨てられる!15分捨て」のやり方
必要な時間はたった15分。だれでもできる4ステップの捨て方で、不要品がみるみる減っていきます。
STEP1 捨てる場所を決める
部屋全体に一気に手をつけるのではなく、まずは捨てる場所を1カ所だけ選びます。1カ所ずつ確実にすっきりさせることが「私でも捨てられた!」という成功体験になり、場所を変えて続けていく意欲がアップ。
物が多くて狭い場所から手をつける
最初にトライするのは、キッチンや洗面所、引き出しがおすすめ。物が詰め込まれがちな場所なら、捨てる物がすぐに見つかるはず。
STEP2 タイマーを15分にセットする
集中して効率よく捨てるには15分がリミット。テレビやスマホをオフにしてタイマーをかけ、15分だけは捨てる作業に向き合い、時間がきたら潔く終了。朝や寝る前など、時間帯を決めて習慣化できたらベスト。
STEP3 リストに当てはまる物を探す
タイマーをセットしてゴミ袋を持ったら、捨てリストに当てはまる物を探していきます。どの場所でも、期限切れの物や壊れた物などが必ず見つかるはず。残すと決めた物は別にまとめておいて。
例)キッチンの捨てリスト
明らかなゴミ
■ 空きびん
■ 何も入っていない紙袋
■ からのパッケージ袋
■ 何かのふた
■ お菓子の包み紙
■ 何かわからないメモ
■ 汚れたポリ袋
期限切れの物
■ 賞味期限の切れた食品
■ 明らかに腐っている物
■ 明らかにカビている物
■ 変質しているたれ、固まった調味料
■ 汚れがひどいふきん類
イライラする物
■ 必ず引き出しに引っ掛かるキッチンツール
■ お店でもらいすぎたスプーン
■ 食器棚にしまいづらい器
■ 切れない包丁
壊れている、使えない物
■ ひび割れ&欠けた皿やグラス
■ 焦げて曲がったおたまやフライ返し
■ ふたがなくなった保存容器
■ 取っ手が取れそうな鍋
■ 刃が欠けた包丁
■ 動かないキッチンタイマー
ダブっている物
■ やたらある菜箸やキッチンツール
■ 多すぎるポリ袋や輪ゴム
■ 2つ以上ある缶切りやオープナー
■ 3つ以上あるざるやボウル
■ 似たような大きさの食器
■ 似たようなエコバッグ
1年間、使わなかった物
■ 1年、使わなかった食器
■ 1年、使わなかった保存容器
■ 1年、使わなかった便利グッズ
■ 1年、使わなかった割り箸
明らかなゴミから捨てると挫折しない
紙くずや空き箱など、悩まず捨てられる物から処分。たとえゴミでも「捨てられた」という自信がつき、続けるモチベーションに。
STEP4 リストに当てはまった物は迷わず捨てる
これはリストにあると判断したら「手に取って、即捨てる」の2アクションを繰り返します。捨てる物は分別せずにゴミ袋に放り込み、あとで仕分けるのがコツ。取っておく物を整理するのも後回しに。
執着がわかないように捨てる物にやたらさわらない
捨てるべき物も、手に取ってじっくり見ていると「やっぱり取っておこう」になりがち。捨てると決めたらベタベタさわらないこと。
捨て下手の読者が15分捨てやってみた!
何から捨てていいかわからない"迷える読者"が「15分捨て」にチャレンジ。キッチンの引き出しでトライしたら、捨てる物が驚くほど見つかりました!
<私がチャレンジ!>
まるやまひろこさん
サンキュ!アンバサダー。33歳。夫と長男(8歳)の3人家族。物が少ない家をネットで見て捨てると決意。
狭くて物が多い場所でトライ。ぞくぞくと不要品が……(汗)
「捨てる・残すの判断が苦手で、とりあえず何でも収納に詰め込んでしまうんです」というまるやまさん。キッチンで「15分捨て」に挑戦したら、1段分の引き出しから80個もの不要品を発見!「使いたい物が出し入れしにくい」というストレスも一緒に手放せました。
【BEFORE】
【AFTER】
その数80個!!これ捨てました
残した物71個に対して、捨てた物は80個!半分以上が不要品だったという衝撃の結果に。かかった時間はわずか13分弱。こんな短時間でパンパンだった引き出しがすっきり!
所要時間は12分49秒!
捨てたのはこんな物です
●プリントがはがれたカトラリー
プリントが擦り切れるほど愛用したのだから、物としての役目は充分果たしたはず。
●お店でもらいすぎたスプーン・箸
「何かに使えるかも」と取っておきがちだけど、こんなにため込むと場所を取るだけ。
●ふたがない容器
駅弁のしょうゆ入れ。ふたがなければ使えないし、出番もほとんどないので即捨て!
●存在すら忘れていた離乳食用スプーン
子どもはもう小学生。最後に使ったのは何年前?物もちがいいにもほどがある~。
※『サンキュ!』17年10月号~22年4月号に掲載された記事を抜粋、加筆、再編集しています。名前、年齢、家計などについての情報は、取材当時のものです。
※名前は本人の希望により仮名を使用している場合があります。
※都道府県名、年齢、住居形態、間取り図は、事情により掲載していない場合があります。
参照:『サンキュ!』2022年8月号「捨て方事典」より。掲載している情報は2022年6月現在のものです。編集/サンキュ!編集部