【整理収納のプロが解説】ズボラな人でも簡単に片づけ習慣が身につけられるコツ
2022/08/26
整理収納アドバイザーでセミナー講師なども行っている松下香奈さん。整理収納のプロである一方、ズボラを自称し「ズボラだからこそ片づけは簡単に済ませたい!」と日々考えているそうです。
そこで今回は松下さん自身が実践している、簡単に片づけ習慣が身につくコツを教えてもらいました。
コツ1:あとまわしにしない
「あとで片づけよう」と取りあえずものをどこかに置いてあとまわしにするのはNG。あとまわしにすると、そのまま放置しがちで、さらにそれがくり返されることでテーブルや棚の上、玄関などが散らかってしまいます。
例えば、子どもが幼稚園や学校から持ち帰ったプリントはその日のうちに目をとおして、その中に提出物があれば、すぐに記入して子どもに渡すようにしています。私の性格上あとまわしにしたら、提出期限を過ぎてしまうのが分かっているからです。
郵便受けに入っている郵便物や広告も必要なければすぐ処分。買ってきたトイレットペーパーやティッシュペーパーなども、すぐビニールから出して、中身だけをトイレ棚や引き出しに収納します。
コツ2:動線を考えて収納する
片づけをするのは面倒だから、いかに簡単にものをさっと取り出せるか、元あった場所に戻せるかを考えています。
たとえばキッチンなら、作業する内容によってゾーンを分けて、その作業で必要なものをなるべく近くに収納するようにしています。水まわりで使うザルやボウル、食器用洗剤や食器洗いスポンジのストックはシンク下に収納して、コンロ周辺には調味料にすぐ手を伸ばせるように収納しています。使うものがすぐ近くにあると、サッと取り出せて、サッとしまえますよ。
コツ3:買い物は慎重に行う
ものが多いと収納場所が足りなくなって散らかってしまうので、家に入るものにも慎重になります。賃貸マンションの我が家は収納スペースも限られているので、キッチン用品を買う際は「ほかに代用できるものはないか?」と考え、衣類ならば「似たような服は持っていなかったか?」などよく考えてから、本当に必要なものだけを購入します。
コツ4:子どもの片づけの仕組みは一緒に作る
家の中を一番散らかしてしまうのは子どもではないでしょうか?そんな子どもでも簡単に片づけられる仕組みがあれば、片づけも習慣化できちゃいます。
子どもの年齢と目線に合わせて、幼児の場合は玩具をカテゴリ別にざっくり収納をして、小学生くらいになると学用品は自分で管理できるようになるので、本人がいちばん楽に片づけられる場所、収納アイテムで片づけの仕組みを作ります。
部屋が片付いていると気持ちもスッキリするし、お掃除もしやすくなります。ふだんから片づけ習慣を意識して、無理なく部屋をスッキリ片づけましょう。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3 人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。
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