日々捨てられるもののなかには、じつは地球環境にも優しい「再利用」ができるものが意外と多くあるんだとか。そこで今回は、整理収納アドバイザーでセミナー講師なども行っている暮らしのプロフェッショナル松下香奈さんに、ゴミにはせずに再利用できるものを挙げてもらいました。

1.古くなったタオル
タオルは知らないうちに溜まってしまって、ちょっとごわついているけど捨てどきがわからずにダラダラと使っている…なんてことはありませんか。
まだ使えるのにもったいないという気持ちも生まれてしまいますが、使ったあとの再利用法を知っていれば定期的に新品のタオルと入替えができます。
古くなったタオル類はカットして使い捨ての掃除用タオルとして活躍させましょう。泥やカビがついた窓サッシの掃除は雑巾を洗うのはたいへんですが、再利用タオルだと気軽に使い捨てにできて、掃除中のストレスも減ります。
古いタオルを小さめにカットすれば、キッチンにてコンロまわりの汚れや、シンクの掃除、油でべとべとしたフライパンの予洗いをするのにとても便利です。
2.お菓子が入っていた缶や箱
お菓子を食べてしまったあとの空き箱や缶は見た目がかわいいと捨てるのがもたいない、と保管しがち。でも「いつか、何かに使えそう」と手当たりしだいに保管しておくのはNG!
「○○入れに最適!」と実際に活用できる分だけ再利用しています。ヘアゴムやヘアピンなどヘアセットをまとめて収納したり、ふりかけセット入れにしたりして、食事の際はその缶を食卓に出しておくとみんなが使いやすく、片づけも楽になります。
3.使用後のラップ
使い終わったラップもじつは再利用できちゃいます!使い終わったラップはそのままゴミ箱へポイっとせずに、一旦シンクの隅へポイします。
カレーの鍋のような油まみれのものを洗う際、そのままスポンジでこするのはためらいがあるときに、使用済みラップの出番です。ラップで先に油を取り除いてしまえば、スポンジを汚さずにすみます。
1日の終わりには、シンクも使用済みラップでサッと洗うこともできます。
身の回りもので再利用できるものは意外とあります。身近なアイテムを再利用することで環境に優しい暮らしも実践できます。ゴミ箱へポイする前に再利用できるかなと少しだけでも見直してみましょう。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。