「詰まった状態」はとっても不健康、家も体も大事なのは「新陳代謝」

2023/06/23

体も心も変化する40代。モノの詰まった状態を取り除く、大人の断捨離で人生をもっと輝かせましょう。やましたひでこさんから、いらないモノを断捨離して軽やかに生きるためのススメを教えてもらいました。

断捨離(R) 提唱者。1954年、東京生まれ。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」か...

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家も体も同じ。「詰まった状態」はとっても不健康

食べ物が消化されず体内に詰まっていたら体に悪いですよね。モノが詰まった家も同じこと。家も体も大事なのは「新陳代謝」。いらないモノを断捨離して詰まりを取り除くと、不思議と心も晴れて良い「気」が流れ出します。

ひと仕事を終えたら不要な紙類を断捨離して初期化。いつでも次の作業に取りかかれる状態にしておきます。キッチンも一緒。片づいていると食事作りをすぐ始められますね。

収納は「しまい込む」こと。断捨離は「空間をつくる」こと

たくさんのモノをしまい込むのが収納。対して断捨離はモノを適量に留めて出し入れしやすく快適な空間に整えること。どこを切り取っても一枚の絵のように美しいから、見るたびに気分が良く家も自分も好きになれる。良い空間に身を置くことはその人を輝かせます。

高い収納場所にはいらないモノを入れて放置してしまうのが人のさが。だからキッチン収納の一番上の棚板は外しました。お気に入りのグラスやカップを飾るように納めています。

思い出の中に生きていると、新しい未来は見えない

思い出は大事だけど、それにしがみついていると「自分の未来にワクワクすることが待っている!」とイメージできなくなります。二度と手に入らない若さや楽しさの記念碑としてモノを残してしまっていないか、自分に問いかけてみて。

わずらわしい人間関係はもうそろそろ卒業を

人は気が合わなくなると自然と疎遠になるもの。それを「長いつき合いだから」「義理があるから」と会い続けても、お互いに良いことはないでしょう。人間関係も新陳代謝があってしかるべき。今この瞬間をともに楽しめる人とつき合うのが一番いいじゃない?

同居している友人と3人で洋服をシェア。モノの量は収納に対して5割。「余白」が今の自分に似合うバッグやシューズの美しさを引き立たせ、装うことが一層楽しくなります。

人生は花と同じ。美しく散りなさい

年を重ねてもなおモノに執着する姿はあまり美しくないですよね。過去のガラクタを抱え続けるより、自分の人生に始末をつけていくつもりで少しずつ手放すと、老後を清々しく心豊かに過ごせるのではないでしょうか。

掃除は気づいた人がササッと。モノが少ないからラクだし、自分がきれいにしたいという思いでするから、やらされ感はゼロ。ゴチャついていると掃除をする気になれないものね。

<教えてくれた人>
やましたひでこさん
断捨離(R)提唱者。子育てや介護を経験した後、ヨガの行法哲学から着想を得た「断捨離」理論を構築。テレビ出演や講演のほか著書多数。近著に『人生が面白くなる断捨離(R)』(ベネッセコーポレーション)。

参照:『サンキュ!』2023年7月号「大人の断捨離(R)のススメ」より。掲載している情報は2023年5月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

 
 

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