ものが多いと豊かさが逃げていく!?「捨てられる人」になるために意識したい3つのポイント
2024/07/11
ものがたくさんあると生活が便利で充実しそうな感じもしますが、整理収納コンサルタントの小堀愛生さんは「じつは逆です!」と話します。
そこで今回は、「ものを捨てられる人」になるために意識したい3つのポイントを小堀さんに教えてもらいました。
ものが多いと豊かさが逃げていく!?
ものの数がたくさんあると、生活が豊かになったと感じる人もいるかもしれませんが、実際のところ多すぎるものは自分の日常を苦しいものにしてしまいがちです。
なんとなく引き出しにものを溜め込んでしまったことはありませんか? その引き出しがごちゃごちゃしてしまっている状態に頭を悩まされますし、探しものも見つかりにくくなって、すでに持っているものをまった買ってきてしまうなど「豊かさ」とはかけ離れてしまいますよね。
ではどうしたら捨てられる人になれるのか?今回はそのヒントをお伝えしたいと思います。
ポイント1:何のために持っているのかを考えてみよう
・まだ使えるから(もったいない)
・いつか何かに(誰かが)使えるだろう
・いただきものだから処分するのは相手に悪い
などの理由でものを所有し続けてしまうケースは多いです。
しかし、これらの理由は自分が必要と思っているわけではないので、管理するのも大変。腑に落ちないまま、使わないものを保管するために空間(お金)を使い、手間をかけ、時間をかけて自分ががんばらなければいけない。
数が多くなれば多くなるほど、管理にも空間や時間を使わないといけないわけですし、心もますますスッキリしなくなりもったいないですよね。
ポイント2:自分がどんな暮らしをしたいのかを考えてみよう
・自分の家事の時間を軽減したい
・家族で家事シェアをしたい
・スッキリとした空間でゆっくり食事を楽しみたい
・探しものをしない暮らしがしたい
・お金をムダにしない暮らしにしたい
・どこに何があるかすぐわかるようにしたい
理想の暮らしを家族でいっしょに思い描き、それに向けて空間をどのようにしたいのかを考えて行くことはとても大切です。
ゴールを共有することで、そのために必要なものだけを残す。不要なものは手放すことで、誰がいつ何のために使うモノなのかがはっきりしたものだけが手元に残り、片づいた空間を維持しやすくなります。
ポイント3:期限や持つ量を決める
日々忙しいとついつい溜めてしまいがちになる方もいるかもしれませんが、溜めれば溜めるほどそれを片づけるのにまとまった時間が必要になります。忙しい方こそ、持つ量を決めてこまめに整理しましょう。
少ない時間で解決できると気軽に手が空いた時にすませることができ、どんどん溜めない習慣ができてきます。おすすめは1週間程度で溜まる分量しか入らないカゴやボックスを作り、週に1度は中を整理するようにしましょう。
服ならばハンガーの本数を限定する、本棚ならば1段に収まる分量のみを守り、使ったら右側から戻していくなど使用頻度がわかるようなルールを決めていくことで、あまり使っていないものが左側に溜まるため、使っていないものがわかりやすくなります。
今度新たにものを購入する際には、使用頻度が低いものの中からいくつか手放し、新たなものを追加することで、持ちものの量も一定に保つことができます。
これからおうちづくりを検討される方にはぜひ、まずは今の持ちものを整理するところから始めていただくことをおすすめします。
使わないもののために家を大きくして、ものに埋もれて探し物をしながら時間とお金を無駄にすることがないよう、ぜひ、どんな暮らしがしたいのか?そのために必要なものは何なのかじっくり考えてみるのもおすすめですよ。
◆執筆/小堀愛生さん
整理収納コンサルタント&親・子の片づけマスターインストラクター、二級建築士、キッチンスペシャリスト、インテリアコーディネーター、風水鑑定士、風水セラピストなどの資格を所有。「暮らしはちょっとのことでグンっと楽しくなる!」をモットーにサービス提供を行う株式会社SSS-Style+代表。
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