前出し&見える収納で、75歳の母にわかりやすく!『貼る、吊るす、引っ掛ける』

2023/10/29

片づけは楽チンに!ほどほど収納なら、75歳の母にもわかりやすい◎。大きめケースにざっくり収納、前出し&見える収納など、見た目よりラクを優先したストレスのない片づけを教えてもらいました。

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<教えてくれた人>
竹内真理さん(徳島県 52歳)
母(75歳)と2人暮らし。現在は独立した27歳の長女と25歳の長男が小学生のときに離婚し、以来シングル。インテリアショップや工務店勤務を経てライフオーガナイザーになり、「自分を責めないホドホド片づけ」を提案。趣味はダイエットだけど好きな食べ物はカステラ。『まりおの脱力系お片付けブログ』で発信中。

◎HOUSE DATA◎
築14年/持ち家一戸建て/140平米

どこに何があるのか。75歳の母にわかりやすくしたら、ついでに私も片づけやすくなった

なんでもカゴやケースに入れると母がわからなくなるので、未開封のストックは“まんま置くだけ収納”。よく使う物の収納にはマステで名前を。わかりやすさがいちばん大事です。

〈キッチン〉ダブリ買いがなくなる前出し&見える収納

べんとう関連の物もわざわざ分類しなくていい

形も大きさもまちまちなべんとう箱や水筒、保冷バッグなどのべんとう関連グッズは、大きな収納ボックスにひとまとめ。べんとう関連しか入れないと決めたら、あとはポイポイ突っ込む。

「え?デカッ」って思うくらい大きいケースを使う

IKEAの「スクッブ」のボックスタイプは奥行きも幅も高さも30cm超で大きすぎ?って思ったけど、いやむしろこの包容力が片づけをラクにする!

棚は奥まで使わない。前出し陳列がわかりやすい

トマト缶など、定番の缶詰が今全部で何個あるのかひと目でわかるように、前から並べて奥は空けて。「これで母の“まだストックがあるのにまた買ってきちゃったよ…”問題が解消!」。

「マステに手書き」のほうが手軽だし見やすい

マステに黒ペンで物の名前を書き、棚やケースに貼るだけ。「テプラを使うより手軽。母がわかりやすいだけじゃなく、私がその場所に他の物を置いちゃうのを防ぐ効果もあります」。

名札をつけるのはよく使う物だけ!

白い100均のカゴに輪ゴムでくくった使いかけ食材を入れるのは、見映えのためじゃなく散らかり防止のため。こぼれても受け皿があると掃除がラク。

〈洗面所& 脱衣所〉毎日使う物は、収納ケースに入れない

このへんでときどき使う分類に迷う物は分けずに一括収納

消耗品のストックや旅行に持って行く小分けサンプルは大きめのカゴに収納。「ここをガサガサ探せば絶対入っている」とわかっているので安心。

・コンタクトレンズの洗浄液
・カミソリ関連
・生理用品
・【もらい物】粉末洗剤、固形石鹸、入浴剤、シャンプーなどのサンプル

アメニティーグッズは小さい物も多いから、カゴは大きくても深すぎない物を。上から見たときどこに何があるかすぐわかる。中は仕切らず、ざっくりおおらかに使う。

上段だけ取っ手つきケースにしたのは、踏み台なしでも取り出せて安全だから

最上段の収納ケースは、踏み台を使わなくてもさっと手が届く取っ手つき。「洗剤、シャンプーなど、マステで名前をつけておけば、中身が見えなくても目的の物がすぐ取れます」。

タオルはこれだけじゃないですから……

クローゼットの奥に、古タオルのストック。「タオルこそ“いつか使うかも”の代表格。災害や緊急時にも役立ちそうなので多めにとってあります」。

すぐゴチャ~ッとするアレは、そのまんま置かずまとめて何かに入れればほら、片づく

どんな物もありのままーに置きっぱなしにすると一気に散らかって見える。なので「同じ仲間だけ入れる」というルールのもと、カゴやケースにまとめて入れています。

〈リビング〉急に必要になる小さな物はリビングの壁に引っ掛ける

ひとり暮らしの娘が泊まりにきたときなど、急に「あれどこ?」と聞かれがちな物は、リビングからもダイニングからもよく見える壁にカゴを吊るし、そこに一括収納。
(予備の車のキー、リモコン、イヤホンのケーブル、耳かき等)

〈クローゼット〉着たけどまだ洗わない服は専用のカゴにポイッ

「着るたび洗うわけない!」部屋着やフリースはクローゼットの買い物カゴに突っ込むだけ。「“数回着たけど洗わない服”用の場所を作ってあげれば散らかりません」。

フリース 部屋着

〈身支度コーナー〉すぐ絡まったり散らかるアクセ類は画びょう&ピンチで吊るす

専用ケースを買っても、その中で絡まったり散らかったりしがちなアクセ類。「画びょうとピンチで壁面収納、だけでよくないですか?ってかこれ最高ですよ」。

アルミのピンチの穴に画びょうを刺せば手軽に引っ掛け収納コーナーが完成。ピンチに写真やポストカードを挟むとおしゃれな雰囲気に。

〈キッチン〉「毎日使うシリーズ」は布で隠せばスッキリ

毎日使う物って、便利な場所に集まってきちゃうもの。「色数が多くてうるさく見えたら、缶に入れて白い布を掛けちゃえばいいんです。忍者隠し(笑)でスッキリ見え!」。
(お茶、整腸剤、ミロ等)

〈PCコーナー〉散らばる系文具は使い捨てカップに入れ画びょうで貼る

昔、画びょうと別の文具を混ぜて引き出しに入れてたら、取るとき刺さって痛かった……ので今は種類別に透明カップに入れ、壁にペタッ。「小さい物ほど分けて収納するほうが出し入れしやすいですよ」。

参照:『サンキュ!』2023年11月号「テキトーでもいい感じに片づく家」より。掲載している情報は2023年9月現在のものです。撮影/林ひろし 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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