プロもあえて後でやる!捨てられない人が「最初に片づけてはいけないもの」3選
2024/10/05
片づけが苦手で、床にものが散乱していた過去を持つ整理収納アドバイザー。自身もそこからのスタートだからこそわかる、最初に片づけてはいけないものがあったといいます。整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。
紙類・書類
片づけをすると、あちこちから出てくる紙類。チラシから取扱説明書、契約に関わる重要書類まで、その種類はさまざまです。
この紙類、書類の大変な点は1枚ずつ確認しなければならないこと。そのため、とても時間がかかります。そのわりに達成感を味わいにくいですよね。片づけが苦手だなと感じているなら、きれいになった!という達成感もモチベーションを高めるための大切な要素です。
明らかに必要のないチラシなどは見つけた時点で処分しますが、それ以外の確認が必要なものはあと回しにして、ほかの場所が終わってからじっくり取り組んでくださいね。
そしてこれから入ってくる紙類は都度確認して、必要のないものはすぐに処分するようにしましょう。たまってからでは大変なので、その場で処理するのがおすすめです。
趣味のもの
多趣味な人ほど、趣味のグッズや材料をたくさん持っています。今はもう使わなくなってしまったものあるはずなので見直すことは必要ですが、好きなものだからこそむずかしいです。ここもあと回しにして、ひとまず1カ所にまとめておきましょう。気持ちの整理がついたタイミングが見直すタイミングです。見直しをきっかけに、また再開することもあるかもしれませんね。
実際に趣味のものを片づけるときには、自分の中での優先順位をつけていくと、これはもう手放してもよいかなと思えるものが出てきます。
思い出のもの
なんといっても最大の難所は思い出のもの。片づけている途中で出てきた写真や手紙、思わず見直してあっという間に時間が経ってしまった経験はありませんか?そして結局なにも進まず、元に戻すだけになってしまうことも多いですよね。
思い出のものは感情がからむので、とてもハードルが高いものです。最後の最後に手をつけることをおすすめします。ほかの場所を片づけられれば、必要なものを抜き取る力はついていますから、それから始めればスムーズに進みます。
大切なのは今と未来の自分。思い出はすべて過去のものですから、今の生活を圧迫しない程度に優先順位をつけて保管するのがよいですね。最近はデータ化できるものも増えました。写真などは厳選してデータ化したりすると物理的な収納スペースを取らずに大事な思い出を残すこともできます。
むずかしいものはあと回しが正解
片づけは取りかかる場所やものの順番も成功の秘訣。むずかしいものから手をつけてしまうと、途中で嫌になってしまったり、なかなか進まなかったりしてしまいます。
使っているものと使っていないものを分け、使っていないものを取り除くのが整理です。まずは判断がしやすい食品や消耗品から始めてみてはいかがですか?1カ所でもすっきり片づくと、ほかの場所もやろうという気持ちになれますよ。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部