忙しい毎日でも、スッキリ片付いた部屋で過ごしたいですよね。
でも気づけば、テーブルや床にモノが散らかってしまう…そんなことはありませんか?
今回は、無理なく続けられて“散らかりにくい家”をつくる3つの工夫を、ミニマリストライフアドバイザーのいえはがお届けします。
1.とりあえず置ける「なんでもボックス」をつくる
部屋の各所に「なんでもボックス」を用意しておくと、物を入れるだけで簡単に片付けられます。
例えば、衣類収納には引き出しとは別に、家族それぞれの「なんでもボックス」を。
子どもなら、給食当番の袋やマスク・ティッシュの予備、寒い日の上着など、「どこにしまうか迷うもの」をポンと入れておけます。
また、小物類は「よく使うもの」と「たまにしか使わないもの」で分けて、後者はなんでもボックスへ。
ドライバーやメジャーといった時々しか使わない小物はもちろん、机に転がっていた謎の金具のような「捨てるか迷うもの」も、とりあえずここに入れておけます。
すべてをきれいに収納しようとすると大変ですが、「とりあえず入れておけるボックス」があることで、片付けるというより“入れておく”という感覚で、気持ちもラクになります。
2.迷わず戻せる「吊るす仕組み」をつくる
帽子やバッグは、つい椅子や床に置いてしまいがちですが、“扉の裏に掛ける”仕組みをつくるだけで解決します。
例えば、ダイニング収納の扉にフックをつけておけば、帰宅後の動線で机に置く代わりにサッと掛けられて、ちょい置き防止になります。
帽子やバッグを積み上げて置くと型崩れが心配ですが、ひとつずつフックに掛ければ形もきれいに保てます。
また、日常で使うバッグや帽子は、ダイニングの扉に。
月に数回しか使わないリュックや子どもの荷物は、階段下収納の扉に。
と、使用頻度で掛ける場所を分けると、ごちゃつき防止になり、取り出しやすくなります。
3.しまう前に“手放す”を選ぶ
増えがちなプリントや紙類は、「とりあえずしまう」よりも「いらなければすぐ処分」を習慣にするのがおすすめです。
プリントやチラシなどは放っておくと、あっという間に山積みに。
まずは、「必要かどうか」をその場で判断し、不要なものはすぐに手放します。
どうしてもすぐに捨てられないものは、ダイニング収納の裏側にテープで貼っておくのも一案。
目に入る場所にあることで、期限が過ぎたら自然と処分できます。
“しまいこまずに手放す”を習慣にすると、片付けにかかる時間が減り、すっきりした空間を保ちやすくなりますよ。
完璧じゃなくても大丈夫
「すべてきれいにしたい!」と頑張りすぎると、気持ちが疲れてしまったり、小さな散らかりが気になって落ち着かなくなることもあります。
「ここにとりあえずいれておけばOK」という場所を作っておくと、すっきりした空間を維持することができます。
忙しい毎日だからこそ、“散らかりにくい工夫”を取り入れて、暮らしも気持ちも少し、軽くしてみませんか?
■執筆/いえは
ミニマリストライフアドバイザーとして「少ないもので心地よく暮らす工夫」や 「ムリなくモノを減らす方法」など、ミニマリスト主婦の暮らしのアイデアを紹介。クローゼットの整理や収納、自分時間を通じて「少ないけれど、満ちている暮らし」を発信している。Instagramは@ieha.minimal ブログ「いえはみにまる」
編集/サンキュ!編集部