冷蔵庫の奥から見覚えのない食材が見つかり、しかもその賞味期限が1ヵ月前だった!なんてことはありませんか。
期限の多い家の冷蔵庫には共通のNGパターンがあります。そしてそれがフードロスに繋がっているのです。今回はそんな冷蔵庫あるあるを挙げてみます。

1.庫内に詰め過ぎてパンパン!
使う予定は決まってないけど、「食べるかもしれない」と色んな食材を買い込んで、取り敢えず冷蔵庫へ。その時は「そのうち食べよう」と思っていたのに、気づいたら1ヶ月以上経過…なんてことになってしまいます。
食材を冷蔵庫に入れる前に、「いつ」「どうやって食べるか」「どうやって使うのか」を決めておくことが大切です。そうすることでちゃんと使い切れる確率がぐっと上がります。
2.冷蔵庫の奥に入っている物を忘れている
手前には新しいもの、奥にはよく見えない袋やタッパー。冷蔵庫の奥ってそこにあるだけで存在感が薄くなってしまいませんか。冷蔵庫って奥行きが結構あるので、奥に収納した時点で記憶も薄くなってしまいがちです。
そうならない為には月に一度は全部出して冷蔵庫をリセットしてみましょう!
奥行きのあるスペースは、仕切りや浅めのトレーを使って見える化を!在庫が把握できれば、賞味期限切れやダブって買ってしまうことも防げます。
バターやジャムなどを引き出しトレーにまとめて「朝食パンセット」を作っていると、瓶などが庫内の奥深くにいってしまうこともなく、ケースひとつを取り出すだけで済むので朝のバタバタな時間にも有効な収納になります。
「引き出しトレーワイド」(ダイソー商品)
・商品サイズ:約280×160×高さ55mm
・価格: 110円
3.収納ルールが無い
使いかけの調味料がバラバラに置いてあったり、ドレッシングがあっちにもこっちにも入っていたり、同じソースが出てきたり…など何も考えずに冷蔵庫へ入れてしまうと、探すのも面倒だし、存在も忘れてしまい、また賞味期限切れの原因になってしまいます。
こんなときは冷蔵庫の中をゾーンで分けて、定位置を決めるのがポイントです!
例えば、
上段:調味料や加工品
中段:すぐ食べるもの
下段:肉、魚などの生鮮食品
などと定位置を決めます。定位置があれば、家族も探しやすく、収納時も迷いません。
冷蔵庫の中がすっきりと片づいていると、奥に眠っていた食品の賞味期限が切れてしまっていたなんてことからも逃れられて食品ロスの削減にもつながります。
ちょっと冷蔵庫の使い方を変えるとグンと使い易くもなりますよ。
◆執筆/松下香奈さん
衣食住をテーマに暮らしをちょっとのことでもっとたのしくする「SSS-Style+」に所属する整理収納アドバイザーで、3 人の女の子のママ。セミナー講師なども行っている。