【整理収納アドバイザー】片づけのプロが実践している「散らからないためにしていること」5選
2022/08/19
いつも部屋をキレイにしておきたいのに、いつの間にか散らかってるなんてことはありませんか?
今回は整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし簡単な掃除法や家事テクなど、プロとしてのノウハウを発信する中里愛子さんに、片づけのプロが実践している「散らからないためにしていること」について教えてもらいました。
1. モノを減らす
そもそもモノがなければ、散らかることはありません。モノが少なければ、どれだけ散らかしてしまっても、片づけはとても簡単です。また、今使うモノしかなければ、たとえ放置しても、また使うときに手に取ります。いつまでも置きっぱなしになることはありません。
2. 収納場所はモノを使う場所に決める
モノを使う場所に収納場所を作ると、使った流れでそのまま片づけることができます。また、いつも決まった場所にモノが収納されていれば、家族全員がその場所を把握でき、誰でも片づけることができます。片づけが家庭の主婦(夫)だけのものではなくなるのです。
3. シンプルで余裕のある収納
収納法が複雑だと、片づけるのに手間がかかり放置しがちです。例えば、食器一つ、手前に置かれた食器をどかさないとしまえなければ、片づけを先送りしたり、とりあえず簡単に入るほかの隙間に突っ込んでしまいます。手間と頭を使わないでしまえるシンプルな収納法にしましょう。
4. 定期的な見直し
ライフスタイルの変化や子どもの成長などにより、必要なモノや片づけやすい収納法は変わってきます。気が付くと散らかりやすい環境になっていることがあるのです。
「しっかり整理収納したから終了」と思わず、定期的に所有物を見直し、今の生活動線にあった収納場所に変えていく必要があります。
5. 「とりあえず」の期限はその日まで
使ったモノは使い終わった時点で片づけてしまうのがベストです。しかし、例えば疲れて帰ってきたとき、荷物をとりあえず床に置き、洋服を脱ぎ捨て、休憩したいときは誰だってあります。
「とりあえず置きはOK」、ただ溜まってしまうと片づけが大変になってしまいますし、翌日まで持ちこすと翌朝気持ちよく一日のスタートを切れなくなってしまいます。
その日使ったものは、必ずその日のうちにリセットするようにしましょう。
整理収納アドバイザーは、特別キレイ好きだとか、きっちりしているとか、マメに動けるというわけではありません。ただ簡単に自然と片づく仕組みを作り、負担の少ないルールを持っているだけなのです。みなさんも是非まねして頂けたらと思います。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片づけサポート おうち+PLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。
編集/サンキュ!編集部
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