【片付け】不要なものを取り除く!捨てにくいものの手放し方3選
2022/09/09
要らない、使わない…けど捨てられない!といったものはありませんか?今回は整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし簡単な掃除法や家事テクなど、プロとしてのノウハウを発信する中里愛子さんに、「捨てにくい」と感じるものの手放し方について教えてもらいました。
1,人形・ぬいぐるみ
人形は捨てたら「呪われそう」「祟られそう」など不安に感じてしまう方は少なくありません。過去に愛着があった人形も、捨てたら「可哀そう」という気持ちになってしまいますよね。
そんな人形の手放し方の一つに「人形供養をしてくれるお寺や神社に持ち込む」という方法があります。
「呪い」の心配からは解消されるのではないでしょうか。他にも、修理するつもりで、綿と布に分けてしまうと、驚くほど捨てやすくなります。
お勧めの捨て方は、紙袋や箱など中身が見えないものに入れて、しばらく経ってから開封せずにそのまま捨てるという方法です。ポイントは人形の顔を見ないこと。顔を見てしまうと情が湧き捨てられなくなってしまうので、人形として意識しないよう袋に入れたまま手放すとよいでしょう。
2,人から貰ったもの
人からの贈り物もなかなか捨てられないものです。贈り物には相手の「気持ち」が詰まっていて、捨てようとするとその思いを大切にできていないような気がしてしまいます。
しかし、「気持ち」は「気持ち」で受け止めるものです。くださったことへ「感謝の気持ち」や「嬉しい気持ち」を持てば、その気持ちの器であるそのもの自体の役割は終了しています。手放しても相手の気持ちを大切にしていないことにはなりません。そもそも「要らない」と思って持ち続けることが、相手の気持ちを大切にしていることにもなりません。
ご自身が使わないものであれば、譲ったり、売ったりして、しっかり活かしてくださる方に役に立ててもらいましょう。
3,壊れていない家電
新商品が次々に発売される昨今。壊れていなくても、性能がいい家電に買い替えていませんか?そんなとき、今まで使っていた家電を押入に追いやっていませんか?家電は動かなくならない限り捨てにくいものです。「まだ使える」「勿体ない」とばかりにおいてしまいます。
しかし、性能がいい家電を持っているのに、わざわざ旧くて使いにくい家電を出してくることはありません。新しいものを買った時点で旧いものは使わなくなり、勿体なくなります。置いておいても「勿体なくない」ことにはなりません。
「まだまだ使える」と思うのであれば、早くリサイクルショップに持ち込まれて現金化しましょう。資源としても活かされます。旧くなればなるほど引き取ってもらえなくなり勿体なくなってしまいますよ。
他にも捨てたいけど手放しにくいものはご家庭にたくさんあることでしょう。それらは収納スペースを圧迫するだけの「負の財産」でしかありません。「捨てる」か「捨てないか」で迷うのではなく、手放せない理由に着目し、どうすればその思いがなくなるか、あるいは軽減されるかを考えるといいですね。どうしても方法が見つからないときは、整理収納アドバイザーなど片付けのプロに相談されるのも一つの方法です。
■執筆/中里愛子…介護福祉士として働く中で、多くの人が片づけや掃除に悩んでいることを知り、家事代行会社に転職。その後、2019年に「片付けサポートおうちPLUS」を起業。現在は、整理収納アドバイザーとクリンネストの資格を活かし、片づけサポートのほか、資格認定講師としても活動。
編集/サンキュ!編集部
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