整理収納アドバイザーが教える!物を手放せない方に知ってほしい考え方
2024/03/12
昔たくさんの物を持っていて、手放してきた経験がある整理収納アドバイザー、サンキュ!STYLEライターのきいろです。先日知り合いの方が「こどもが赤ちゃんの時に使っていたベビー食器が手放せない」と仰っていました。
ちなみにその方のお子さんは現在中学生で、今後出産の予定もないそうです。
思い出の物のを手放せないという方はきっとたくさんいらっしゃると思います。物を手放せないという方に一歩踏み出すきっかけになる考え方をお伝えしたいと思いました。
まずは手放せない自分の気持ちを認めてみる
あなたはとても優しい人だと思います。きっと思い出ひとつひとつが詰まっている気がして、物が手放せないのだと思います。そんな時は「ああ、私にとって大事な思い出なんだな」「忘れたくないことなんだな」って認めることがまず大切だと思います。
客観的に自分の気持ちを認めてみましょう。手放せない理由を紙に書いてみると客観的な視点で見ることができます。
人からもらった物を手放せない時の考え方
手放しにくい物の中で難関と言われている「人からもらったもの」。これはわたしも手放すのが難しいなと思います。くれた人の気持ちがこもっていると思うと手放しにくいですよね。
でも考えてみてください。「Aさんにもらったあれが申し訳なくて手放せない」と思っているということはもう手放したいと思っていますよね。Aさんの立場になってみたら「わたしがあげたもので困らせている」という状況です。もし自分があげた物で人を困らせていたらと思うと、私なら「相手を困らせたくないからお願いだから手放して」と思うと思います。物をもらって「ありがとう」と感謝した時点でその後の判断は自分でしていいと思います。
物を手放しても思い出が消えるわけじゃない
「物に思い出が詰まっているような気がする」というのはとても共感できます。大事な思い出があることは幸せなこと。
「忘れたくない」「覚えておきたい」のであれば、写真に撮ることがおすすめです。私の知り合いの方は「ベビー食器やベビーカーが手放せない」とのことでしたが、そこまで赤ちゃん時代のことを大切に思っているのであれば絶対写真を残していると思うんですよね。
そのベビー食器を使ってご飯を食べている写真だったり、ベビーカーに乗っているお子さんの写真を撮っていると思います。その写真を見ればその時の大切な思い出を思い出すことができると思います。
私も思い出の物を今までいろいろ手放してきたんですが、物を手放しても結構覚えていました。物を手放しても大切な思い出は心の中に残っています。心配な方は写真に残しておくと、写真をみて思い出せていいかもしれません。
物を大切にすることって?自分のことは大切にしてる?
「まだ使えるからと思いつつ、実際は全然使っていないものがある」これは物がなかなか手放せない人にとってはよくあることだと思います。全然使っていない物を手元に置いていることは物を大事にしているといえるでしょうか。
物は使われてこそ、物としての役目を果たせていると思います。もちろん、思い出の物はいくつかは手元に置いておいていいと思います。その今使わない物を家においておくことで、物の管理が大変になったり、今の生活が不便になっているのであれば、それは今の自分を大切にできていないかもしれません。
物は使う人に役立ててもらったり、生活をよくするためのもの。物にとっての幸せや自分にとって暮らしをよくするための選択をしていくのが1番です。自分の暮らしをよくすることを1番に考えていいんですよ。
◆この記事を書いたのは・・・きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。物を減らすことでゴミも減らしたいと思うようになりました。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。
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