【ルームスタイリスト推薦】安らげる夜にするための「照明」テクニック3選

2024/08/07

ルームスタイリストでサンキュ!STYLEライターのmiho_livingです。

慌ただしい毎日のなかで、「就寝前のほっと一息」の安らげる時間が筆者の楽しみです。空間づくりに少しの微調整を加えるだけで、段違いにくつろげるようになりました。

その最たるアイテムが「照明」なのです。照らし方を知ることで、雰囲気のいい部屋をつくることができます。効果的に部屋を演出するうえで、もっとも効果的な3つの方法をお伝えします。

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1.天井一灯ではなく複数で照らす

子どもの寝かしつけを終えて、ようやく待ち望んだ一人時間。筆者がまず初めに行うのが「天井照明を消す」ことです。明るさよりも必要な場所のみを灯す「照明」に切り替えます。

日本の住宅の定番といえば、天井にあるシーリングライト。筆者ももちろん使用した経験があります。1つあれば、空間全体を照らすことができる優れものです。しかし雰囲気づくりのための「ムードを演出する」となると話は別なのです。

より安らげる空間にするために、代替品としてランプなどの照明器具を使用し「天井だけではなく複数」で照らす。このテクニックを使うだけで、格段に雰囲気はよくなります。視覚的に明るい場所と暗い場所をつくることで陰影ができ、居心地のいい空間になります。

天井照明のスイッチオフとともに、ランプを点灯。1日の終わりとともに、心が切り替わる瞬間を楽しんでいます。

2.電球色を選ぶ

次に実践していることは「電球色=オレンジの光」にすること。変えるだけで、昼間の活動モードから夜の休息モードにお部屋をチェンジすることが可能です。

色温度を知り、部屋に適した電球を使用しましょう。例えば「白色の光」昼光色・昼白色と呼ばれている色味になります。これは、仕事や勉強等の作業を伴う部屋に使用すると集中力が増します。しかし、リラックス感を演出するには不向きです。

そこでおすすめしたいのが「電球色」なのです。朝日や夕陽に近い赤みのあるオレンジ色の光は目に優しく、より落ち着いた雰囲気をつくることができます。筆者はリビングに安らぎを求めるため、すべて電球色を使用しています。

また、白色と電球色の中間に「温白色」という光も販売されているので、用途に応じて色を選んでみましょう。

電球の色味を変更することで、理想とする安らげる部屋に近づけることができます。ぜひ試してみてくださいね。

3.部屋の奥を照らす

最後にお伝えするのは、「部屋の中でどこを照らすのか」です。これはとくにコンパクトな住まいのかたにおすすめしたい「照明」テクニックです。

筆者の自宅は10畳ほどのリビング。決して広いとはいえない空間ですが、工夫次第で、圧迫感が生まれないような演出を心がけています。その一役をになうのが紛れもなく照明です。

天井照明以外にランプなどを使用することで「部屋の奥」を照らします。すると、部屋に奥行きが出て、解放感を味わうことができます。

また、入口や中央よりも、奥を明るくすることで、部屋に安心感を与えることができます。

これは心理学で用いられる「サバンナ効果」です。暗い森のなかで迷った人が、木々の隙間から光が見えてきたら、明るい草原を連想させ、暗い森から明るい草原にかけ出すという例え話があります。

ふだんの生活のシチュエーションで、車に乗っているときを想像してみてください。トンネルに入ると、不安感がありませんか?けれど奥の光が見えたときに安心感が芽生えます。この心理状態と同じです。

「部屋の奥」を意識的に照らすことで、空間に「解放感と安心感」2つの効果をもたらしてくれます。夜の空間づくりに取り入れてほしい照明テクニックです。

「照明」を使いこなして夜時間を楽しもう!

天井のシーリングライトのみですごしていた日々からは想像できないほど、今では夜のひとときを楽しめています。

「照明」が変わるだけで、部屋の雰囲気は一変します。ムードが生まれ、オレンジ色の温かみのある光に安らぎを感じることができます。

そして、安価な照明器具でも以上のテクニックを知るだけで、「照明」の効果は実感することができます。

ちなみに筆者がよく購入する場所はIKEAです。種類も豊富で、デザイン性も高いので、お気に入りのアイテムが必ず見つかるからです。

まずは「照明」のハードルを低く設定し、試しやすい価格帯からそろえてみてください。夜の時間が充実し、明日への活力になること間違いなしです!

◆この記事を書いたのは・・・miho_living
「家が好き」をつくるルームスタイリスト・整理収納アドバイザー
5歳児を育てる、ワーママ。片づいているのに物足りない!を脱却し「好きがあるから暮らしは楽しい」そんな家づくりをテーマに日々投稿しています。

 
 

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