「ものを増やしたくない派」が家の中であえて2か所に置いているもの3選
2024/09/25
60Lスーツケース1つ分の荷物で4カ月間の乗船勤務をしていた、元クルーズ船乗組員でサンキュ!STYLEライターのKota(コタ)です。
ものは自分が管理できる量に抑えて、すっきり暮らすのが理想。同じ使い道のものはひとつに絞り、置き場所を決めて、使うたびに取りに行くのが基本です。
こうすることで、探す時間やなくなるリスクが激減。管理もラクちんでいいことずくめ。
そんなわが家ですが、なかにはあえて同じものを2つ以上持ち、生活動線に合わせて複数の場所に置いているものも。
今回は、「ものを増やしたくない派」のわたしが、家の中で2か所以上に置いているもの3つをご紹介します。
1. ハンコ
1つめは「ハンコ」。【玄関】と【リビング】の2か所に置いています。
わが家は玄関が1階、居住スペースが2階にある2世帯住宅。そのため、階段を使う上下の行き来をできるだけ減らす収納を考えています。
玄関のハンコは、宅配便の受け取り専用。安定感があって出し入れしやすい、無印良品の『白磁歯ブラシスタンド 1本用』(350円)に立てて、下駄箱の上に。
「置き配」を利用することも増えてきたけれど、対面での受け取りもまだまだ多いですよね。玄関に専用ハンコがあると、2階からの持ち出し不要で、急なピンポンにも落ち着いて対応できます。
もう1つは、子どもたちの連絡帳や書類への押印用。リビングにあるIKEAのワゴン『ロースコグ』(3,999円)に文房具と一緒に収納しています。
子ども関連の雑務はほとんどダイニングテーブルで行うので、ここにあれば、ワゴンを引き寄せるだけで書類作成を済ませられてとっても便利。
2. ヘアドライヤー
複数持ちアイテムの2つめは、「ヘアドライヤー」。【リビング】と【洗面台】に1台ずつ置いています。
小2と小5の娘たちは、お風呂上がりにリビングでテレビを見ながら髪の毛を乾かすのがルーティーン。それに合わせて、リビングにあるIKEAのワゴンの1段をヘアケアグッズ用にし、ドライヤーとブラシを収納しています。
以前は洗面台の引き出しにしまっていましたが、面倒がって寝る前のタスクがなかなか進まなかったので、収納場所をリビングに変更。これだけで、親が声がけをしなくても進んで乾かすようになりました。
一方、わたしは洗面所で鏡を見ながら乾かしたい派。お風呂上がりと朝のヘアセット時に1日2回ドライヤーを使いますが、そのたびに洗面所とリビングを行き来するのは地味に手間。また、夜は娘たちと使うタイミングが重なってしまうことも。
そこでもう1台追加購入して、洗面台の引き出しにも常備することに。買う時こそ迷ったものの、結果的に2台ともフル活用しています。
面倒に感じやすいことほど、使う場所ごとにものを配置すると、無駄な動きとイライラを減らす効果が。
3. ハサミ
3つめの複数持ちアイテムは、「ハサミ」。わが家には事務用だけで3本あります。
うち2本は、リビングのIKEAのワゴンに。娘たちは同時に工作をすることが多く、「ハサミ貸して!」「今使ってるから無理!」というやりとりからケンカが多発。そこから同じ場所に2本置くようになりました。
工作以外でも、2本あると各自がスムーズに作業を進められて、何かと便利です。
残り1本は、押し入れ内に常備。ビニールひもとセットで置いておき、資源ごみの回収日にダンボールをまとめるのに使います。億劫な家事も、必要な道具がすぐそばにあれば、とりかかる気になりやすいもの。
さいごに:理由があるものは複数持ちして、より暮らしやすく
ものを買うと、費用はもちろん、管理する手間が必要になるから、できるだけ増やしたくないのが正直なところ。でも、ものを増やさないことにこだわり過ぎて、暮らしが不便になるのは本末転倒です。
その見極めは難しいけれど、まずは自分と家族の動きをよく観察することから。あちらこちらで出番のあるものは、思い切って複数持ちして、動線に合わせて配置してみると、暮らしやすさがぐんとアップするかもしれません。
◆この記事を書いたのは・・・Kota(コタ)
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」がモットーの主婦。東京都在住、小5&小2姉妹の母。
元クルーズ船乗組員で、4か月間の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。厳選したもの+狭小船室で過ごした経験と、10年以上にわたる完全ワンオペ生活から、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。