「理想の暮らし」をイメージしたら、捨て上手になれました
2018/07/30
少しでも理想の家に近づくために、まずは今の暮らしに何が必要で、何が捨てたらよいのか、その「基準」を決めていきましょう。理想の暮らしにあうものを吟味することで、自然とモノを「捨てる」ことができるようになるはずです。
『サンキュ!』では、理想の暮らしに立ち返ったことで、捨て上手になったというhanaさんに、「捨て基準」について聞いてみました。
教えてくれた人……hanaさん(神奈川県 43歳)
夫、長女(11歳)、二女(9歳)の4人暮らし。管理栄養士として非常勤で働く。夫の転勤で引っ越しを重ねるうち、物が減ったそう。インスタグラム「hana.ienote」
基準1:「よけいな手間」が増えるものから処分
「片づけも掃除も、できるだけ時間を短縮したい」と、物量を決め、出し入れしにくいものは処分。結果、家族みんなの探し物を減らすことにも成功!
■床と棚上のものは最小限に
リビングで家族が使うものや本は、棚の中を定位置に。出しっ放しにしていたら必ず「いらないなら捨てるよ?」と聞くようにします。「夫の細かいものは、かごにまとめ、ここを探せばOKに」。
■小さなものは1 カ所へ
リビングの棚には無印良品の引き出しを入れ、文房具や乾電池などをひとまとめに。「あれどこ?と聞かれなくなったし、ストックがひと目でわかるので、余分な買い物も防げます」。
基準2:色数が多いものは持たない
どんな日用品も、見えない場所も気を抜かず、白やグレー、木製と色数をしぼるのがhanaさん流。「買うものが限定され、物量も減りました」
■物が多いキッチンこそ、色数をしぼってスッキリ見せる
出しっ放しになる家電や収納グッズは、モノトーンやシルバー、木製と、色や素材を厳選。お菓子やウエス代わりの布など、色みの強いものは冷蔵庫の上のかごに隠しているので、見事にスッキリ!
■生ゴミ入れを白のホーローに!
三角コーナーは持たず、調理中の生ゴミはホーロー容器へ。「見た目もいいし、大きさもちょうどよくて。ホーローはニオイもつきにくいので、食器と一緒に洗っておけば衛生的です」。
基準3:「真剣に選ばなかったもの」は置かない
「取りあえず」や「間に合わせ」で買ったものは、長く使うこともなく、愛着もわかず、処分する運命。ならばと、吟味した定番でそろえたら、物量がぐんとダウン!
■妥協して買った服は長く愛せないので処分
「子どもが小さいころはゆっくり考える時間もなく、〝何となく〞購入しては失敗していました」。結局コーデが決まらなかったり、サイズがちょっと違ったりで、ワンシーズンに一度も着なかったものは、思い切って処分。
■毎日使うタオルは量より質にこだわる
右は入浴用の「コンテックス」、左はキッチン使い用の「ヒオリエ」のタオル。肌触りがいい上、必要以上に厚くないので、乾きが早くて省スペースにしまえます。
■たとえ100円でも「必要な数だけ」吟味して購入
100円グッズは安いので、つい多めに買いそうに。でも、余ったものは使わず、居場所もなく、散らかる原因に。
自分の「理想の暮らし」にとって何が必要か、今一度考えてみてはいかがでしょうか。そうすることで必然と、捨てるモノ、必要なモノ、の区別がつくはずですよ。
参照:『サンキュ!』8月号「夏中スッキリ!が叶う捨てる!新基準」より。掲載している情報は18年6月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/竹下美穂子 取材・文/晴山香織 編集/サンキュ!編集部
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