心優しい人の家が「汚い家」になってしまいがちな3つの理由

2020/02/03

整理収納アドバイザーのMIYUKIです。

お片づけを始めると、だれでももっともたいへんな作業にぶつかります。それは「捨てる」という作業です。

部屋がごちゃごちゃしている……、いらないものが多い、スッキリしたきれいな部屋に住みたい!そう思ってお片づけを始めても、やっぱりものが捨てられないという人も多いと思います。

今回はものが捨てられない、減らせないと悩んでいる人の多くに共通する、3つのことについて解説します。

1:「もったいない」という考え

捨てられない理由の1つは「もったいない」という考えです。
「高かったし」「いつか使うかも」「自分では使わないけれど、だれかが使うかも」だから、「もったいない」!

しかし、ものの多くは使うことが目的です。使われずにしまい込まれているほうが、よっぽど「もったいない!」と思いませんか?

「高かった」と悩むそのものは「今!」使いたいと思えるものですか?
「いつか使うかも」と思うそのものを使うのは「いつ」ですか?
「自分では使わないけれど」と思うものは「だれが?いつ?」使ってくれますか?

「もったいない!」だから捨てられないと悩んでいる人は、ぜひものの要・不要の判断を「今」という現在進行形で考えてみてくださいね。

2:いただきものへの罪悪感

ひと昔前までいただきもので悩む代表格といえば、結婚式の引き出ものではなかったでしょうか?
私自身も友人の結婚式で立派すぎる食器をいただき、一人暮らしのアパートでしまい込んでいた経験があります。

今はカタログギフトが主流となり、あまり悩むことはなくなりましたが、ものをいただく機会は多々あると思います。

食べ物や飲み物など、消費しやすいものはまだよいのですが、贈ってくれた人の思い入れが強いものや、まるで趣味に合わないものは困ってしまいますね。

せっかくいただいたものだから……と処分することをためらってしまうかもしれません。
しかし、贈りものはいただいた時点で所有権は自分にあります。
自分のものなので、罪悪感を感じる必要はないのです。

むしろフリマサイトなどで、そのものを活かしてくれる人に渡るほうがものにとっても幸せではないでしょうか。

ものの多くは使うことが目的です。

いただきものだからと罪悪感を感じることなく、そのものを活かせる方法を考えてみてくださいね。

3:「思い入れがあるから」という考え

捨てることに苦手意識がない人でも、整理収納アドバイザーでも、捨てること・減らすことがいちばんむずかしい代表格は「思い出のもの」ではないでしょうか。

順調にお片づけが進んでいても、ここで挫折してしまう確率はかなりのもので、なかなかに厄介です。

子どもが小さいころのお絵かきや工作、赤ちゃんのころの服、数十年前にもらった恋人や友人からの手紙、旅行で購入した記念品などなど……。

思い入れが強い分、さまざまな葛藤があると思います。

しかし、限られた住空間で自分や家族が快適に生活をするためには「思い出のもの」こそ厳選する必要があります。

ただし、厳選する際に、あれもこれも……とすべて思い出の品にしていては本末転倒かも。ものより心の思い出。今の瞬間を軸にしたすてきな思い出だけを残してみてはいかがでしょうか。

「もったいない」「いただき物への罪悪感」「思い出の商品を捨てられない」というのは、どれも優しい心から来ることが多いのかもしれません。その心はフリマサイトの活用や、思い出の品は写真に残すなどで優しさはキープしつつ、キレイな家を目指してくださいね!

※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

この記事を書いたのは、整理収納アドバイザーMIYUKI。家族の家事力の向上で、主婦が楽できる仕組みを提案しています。

 
 

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