汚い家はぜひ試して!「あれ、どこいった?」がなくなる片づけ術
2024/02/18
リモコンどこいった?ホチキスどこいった?あの書類どこいった?……そんな家庭内での小さな行方不明。どうにかならないものでしょうか。
アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属する家事代行スタッフに教えてもらいました。
T・Tを心がければ「あれ、どこいった?」は解決!
「確かこの辺にあるはずなのに……ない!」という経験は、誰しも一度ならず経験したことがあるでしょう。探すことに時間が取られ、見つからない不安を抱え、本当にストレスですよね。
そんな、些細ながらとっても困る「あれ、どこいった?」問題を防ぐキーワードが「T・T」 。TT兄弟のことではありませんよ。「(T)徹底的に(T)定位置を守る」のことです。
・リモコンは、絶対にこの場所が定位置
・文房具は、全てこの引出しの中
・未処理の書類は、とにかく「一時保存用」箱へ
といった具合に、徹底的に定位置にもどすという小さなルールが、未来の自分を救うのです。
T・Tするときのポイントは?
定位置を決める際は、三つのポイントを守りましょう。
一つ目は、使う場所から距離が近いこと。文房具や書類は、机やテーブルからさほど遠くない所を定位置にしましょう。使った後にサッともどせる距離感がT・Tを続けるうえで重要なのです。
二つ目は、仲間を集めてまとめることです。ホチキスやペンなどを「文房具」としてまとめて、専用の引出しに収めるか、ペン立てやトレイにまとめておきます。
三つ目は、そもそもモノの量を少な目に持つようにすること。食事に例えると、腹八分目が健康の秘訣であるように、モノも収納スペースに対して目一杯買い込むのではなく、棚や引出しの中が8割くらい埋まる程度を維持するのです。
T・Tを怠ったことで起きた悲劇…ならぬ喜劇
最後に、T・Tができなかった故に起きた悲劇……というよりは喜劇をご紹介しましょう。
仕事で、あるお宅のリビングの片づけていたときのことです。そのお客さまが、長いこと「あれ、どこいった?」状態で探していたものが、片づけ作業の最中に見つかりました。
どこにあったと思いますか?なんと、いつも座っているソファの目の前にある、ローテーブルの上にあったのです。つまり、毎日見ている場所にあったということ!
なぜ目の前にあるのに「あれ、どこいった?」が続いていたのか、理由は単純です。テーブルの上のいろいろなものに紛れてしまい、見えていたはずなのに認識できなかったのです。
そのかたは、テーブルを片づけたあと、シミジミとおっしゃっいました。
「いつも見ているのに見えていなかったことに驚きました。大量のものがごちゃごちゃあると、注意力が散漫になるし、何だかエネルギーを持っていかれて疲れますね。こうやってテーブルの上がスッキリしていると、気持ちもスッキリします」
本来くつろぐ場所であるリビング。何でもかんでも集まりやすい場所ですが、モノ1つ1つに定位置を決めて、テーブルの上などはスッキリ&ストレスゼロを心がけましょう。