汚部屋の悩みにプロが回答!どうしたら床に物を置かなくなる?成功3STEP

2022/03/24

床に物を置かずに家をすっきりさせたい!でも「何から手をつけていいかわからない」という人も多いはず。そこで、そんな〝片づけ下手さん〞でもすぐまねできる仕組みづくりをプロに教えてもらいました。

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<教えてくれた人>
中山真由美さん
整理収納アドバイザー。元々片づけが苦手だった経験を元にした、相談者目線のアドバイスが好評。20年に独立し、整理収納コンサルティング、講演活動、メディア出演など、精力的に活動中。近著に『散らからない仕組み』(主婦と生活社)がある 。https://rittastanza.com/

床置きしがちなあるあるシーンは、こう解決!

〈家族の行動のクセに合わせて、ゆる~い収納にしましょう!〉

「いくら片づけても、すぐ床に物が散らばってしまうのは、〝物の置き場所〞が間違っているから。家族や自分の行動をじっくり見て、『つい置いてしまう場所』や『どういう流れでそこに置くのか』『何を置いているか』をチェックしましょう。無意識に置きがちな所が、ストレスなく物を出し入れしやすい所。そこに、だれでも簡単に戻せる収納グッズを用意すれば、置きっ放しは必ず減らせます!」。(中山さん)

〝入れ物〞を作っても、その中がすぐあふれてしまう

【解決】定期的に中身をリセットし、戻してくれたら褒める!
「物の指定席のかごの中は、1日1回、週1回など、サイクルを決めて中身の量を見直す習慣に。夫や子どもがリセットしてくれたら『ありがとう』『よくできたね』と褒めて!」。

「ガチャガチャなどのおもちゃは、ボックスに入る分だけに。月1回不燃ごみの日に、子どもと一緒に遊ばなくなった物を処分しています」。(しょこさん 19年8月号)

夫や子どもの服、脱いだその場に置きっ放し

【解決】放り込むだけ、引っ掛けるだけの指定席に
その場に脱いだ服の一時置きをつくり、床置きをセーブ。「簡単に放り込めるかごや引っ掛けるだけのフックなど、サッとできる仕組みにしましょう」。

「小さい子どもはフックにしっかり掛けるのが難しいもの。大きめのかごに上着や帽子を投げ込むだけにしたら、散らからなくなりました」。(rieさん 19年7月号)

「夫は、服をハンガーに掛けるのが苦手なようだったので、脱いだ上着は、大きめのフックに引っ掛けるだけでよしとしました」。(mamuさん 18年5月号)

疲れている日は、元に戻すのがしんどい……

【解決】取りあえずボックスにポイポイ放り込めばよし!
指定席が決まっていない物や寝室などに戻すのが面倒なときは、取りあえずボックスに。「折りたたみできるかごや袋などを用意しておけば、仮置きでき、床の散らかりを防げます」。

「和室に置いている帆布のボックス1つ分をからっぽに。置き場が定まらない物があるとき、一時避難場所として活用しています」。(yumihoさん 19年5月号)

取り込んだ洗濯物。いちいち戻すのが面倒くさい!

【解決】人別のかごに入れるだけ。たたまなくてOK!
洗濯物をたたみ、引き出しにしまうのは、手間がかかるもの。「家族それぞれでかごを分けて洗濯物を放り込み、あとは各自で運んでもらうのも一つの手。1人で頑張りすぎないように!」。

「1人分ずつ用意した持ち手つきのかごに取り込んだ洗濯物を入れ、リビングのソファに置
くだけ。床への置きっ放しがなくなりました」。(万波和枝さん 19年11月号)

帰ったら、取りあえずそこら辺にバッグを置いちゃう~!

【解決】いすに置くだけでも、床置きの広がりを防げる!
バッグやランドセルは、棚に収めるよりも、上に乗せるほうがラク。「家族の動線の近くにあるダイニングチェアの上に置いたり、背に掛ける(軽い物のみ)だけで、床がスッキリします」。

「子どもの本や文房具などは、バッグに入れて片づけを。ダイニングチェアにバッグごと掛ければ、いちいち部屋に運ぶ手間もありません」。(マキさん 18年11月号)

子どものおもちゃ、どうせまた使うから出しっ放しでもいっか……

【解決】リビングに置くおもちゃは、「1軍」だけにする
「おもちゃが際限なく広げっ放しになるのは、量が多すぎるから。今遊んでいる物だけにしぼれば、子どもでも片づけしやすくなり、運ぶのもラクになります」。

「家のどこでも遊べるように、取っ手つきの小さい箱を用意。お気に入りの物だけ入れているので、片づけもしやすく、散らかりもなし!」。(mizuhoさん 20年1月号)

「子どもと一緒に、よく遊んでいるおもちゃを選別し、ふたなしの箱収納に。ポイポイ放り込めるから、進んで片づけてくれるようになりました」。(kozuさん 19年11月号)

〝床置きゼロ〞をめざす!成功3ステップ

【ステップ1】家族の物の置き方、習慣を観察する
今の部屋の状態で、家族がどのタイミングで、何を床に置いてしまうのか、じっくり観察(最低3日間)。ありのままの状態を把握するために、その間はなるべく片づけしないように!

【ステップ2】〝つい置きがちな場所〞に指定席をつくる
何をどこに置きがちなのか確認し、その場所の近くに〝物の指定席〞を準備。むりに床から遠い所に収納しなくても、床置きのかごなどに収めるだけでもスッキリした印象になります。

【ステップ3】ワンアクションで戻せる収納にする
扉や引き出しの開け閉めなどアクション数が多い収納グッズは、戻すのが面倒になり、出しっ放しになる原因に。ワンアクションで戻せるグッズや仕組みにすることが大事!

参照:『サンキュ!』3月号「『床には物を置かない』を始めてみよう」より。掲載している情報は20年1月現在のものです。撮影/上原朋也、木村文平、tsukao、林ひろし 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部

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