彼女の乱雑な家、掃除、洗濯で疲れた忙しい母親。家事。

片づけられない人必見!片づけでまず気をつけて欲しい3つのこと

2021/10/05

片づけたくてもどこから始めたらいいかわからない。片づけてもすぐに散らかってしまう…。そんなかたは、片づけの大事なポイントが抜けているのかもしれません。

家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意な整理収納アドバイザーのMIYUKIさんに、片づけの基本を教えてもらいました。

「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の...

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1 自分の理想の暮らしを考える

タブレットデバイスを操作するママと娘
maruco/gettyimages

片づけたい!でも、どうすればよいのかわからない!と感じている人に考えていただきたい大切なことがあります。

それは、「自分の理想の暮らし方」を考えること。

片づけが苦手だと感じている多くの人に共通しているのが、「片づける」という行為自体が目的になっていて、その先の目的が曖昧だということ。しかし、本来は片づけを行う目的は、片づけたその先にあります。

スッキリと片づいた部屋で何がしたいのか?毎日どんな生活を送りたいのか?

しっかりと自問自答しながら、片づけを行う目的を明確にしておくことが大切です。

そうすることで、自分にとって大切なことは何か?と優先順位がハッキリするので、片づけの途中で迷うことが少なくなります。

2 ものを持つ基準を曖昧にしない

自宅で屋内でワードローブを選別する若い女性、慈善寄付のコンセプト。
Halfpoint/gettyimages

自分にとって理想の暮らし方を考えたら、その理想を現実にしていくためにものの整理を行います。

ここで大事なのは、「なぜこのものを持つのか?」「このものは理想の暮らしに本当に必要なのか?」としっかりと自問自答しながら整理を進めることです。

例えば、「これはもう使わないから捨てよう」「これは壊れているから処分しよう」「これはまだきれいだし、誰かが使ってくれるかもしれないから保管しておこう」という考え方だと、片づけ(整理)ではなく、ただ不用品を捨てているだけになります。

片づけられない!と悩んでいる人の多くは、この「ものの整理」の基準が曖昧ため、増え続けるものに場当たり的な対処しかできなくなり、とりあえず収納スペースにものを詰め込んでしまうという悪循環に陥ってしまいます。

3 小さな空間から「全部出し」を行う

ホールのベージュの壁の近くに靴の異なるペアを持つスタイリッシュなストレージベンチ
Liudmila Chernetska/gettyimages

ものの整理を行うときに避けてとおれないのが「ものの全部出し」です。

キッチンにあるものや、タンスやクローゼット内にあるすべてのものを出して、一つ一つのものと向き合う作業です。片づけで一番時間がかかり大変な作業でもあります。

しかし、本気で片づけを行い、理想の暮らしを目指すなら決して避けてとおれない作業です。

片づけられない!と悩んでいる人の多くは、ものを多く所有している傾向にあります。そのため、いきなりリビングやキッチンなど広くものも多い場所ではなく、まずは玄関など限られた空間から「全部出し」を行いましょう。

玄関には靴、傘、子どものボールや部活の道具、掃除用具など…用途がハッキリしているものが多いので整理を行いやすい空間です。

初めは家族のものには手をつけず、自分の靴や傘、掃除用具から整理を行います。玄関という限られた空間でも、全部のものを出してみるとあまりのものの多さに驚くと思います。自分の理想の暮らしに必要かどうか、一つ一つものと向き合うことが大切です。

この作業を行うことで、自分の中でものを持つ基準や意識が変わってきます。とても面倒に思える作業ですが、それ以上に効果が目に見えて成果も大きい作業です。

まずは小さな空間から「全部出し」を行ってみてください。

片づけを始めるときには

最小限のリビングルームのデザイン、ベージュのソファ、白い背景に緑の植物のためのモックアップインテリア。ストック写真
Lilas Gh/gettyimages

片づけられないと悩んでいる人は、整理の判断基準が曖昧なことも。
片づけを行うときにはこの3つを意識しながら、片づけのゴールを明確にしてみてください。


■執筆/MIYUKIさん・・・「限られた住空間を、どうすれば快適なリラックス空間にできるのか」を長年の間模索し、整理収納アドバイザー1級の資格を取得。家を整えて、家族のレベルにあった収納の仕組みをつくるのが得意。19年には、出産を機に退職した看護師として約18年ぶりに復職し、現在は忙しい日々の暮らしをより心地よく過ごすため、「効率的な家事」を取り入れている。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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