子ども5人の整理収納アドバイザー伝授!バタバタしない「先取り」12カ月分を大公開

2022/12/14

なんと子ども5人!育児と仕事で大忙しの整理収納アドバイザー吉川さんから、どんなことを先取りしながら1年間を過ごすと余裕のある生活を実現できるのか、具体的に提案してもらいました♪

<教えてくれた人>
収納スタイリスト 吉川永里子さん
収納スタイリスト・生き方スタイリストとして、働くママでもストレスフリーに暮らせる方法を提案。夫、長男、二男、三男、四男、長女の7人家族。

1月 新しい手帳にTO DOリストを書いて整理する

今年の目標や買いたい物、やりたいこと、決まっている予定や予想される行事などは手帳に全部書いておきます。「クリアしたものにはチェックを入れていくことで、1年をゲーム感覚で楽しく過ごせますよ」。

●古い正月飾りやお守りは1月中に処分して残さない

お札やお守りの御利益は1年間だけ。1年以上経過した物は初詣のついでに神社やお寺に納め、おたき上げをしてもらいます。スーパーなどで買った市販の正月飾りは、感謝しつつ可燃ゴミとして処分。

●年賀状はくれた人にだけハガキにプリントする

年賀状は画像編集ソフトやアプリで作りデータを保存。元旦にメールやLINEでその画像を送り、紙の年賀状をくれた人にだけデータを印刷して返送すれば、年賀状にかかる出費も手間も削減します。

2月 花粉シーズン前に玄関近くに「持ち込まない」工夫を

花粉が大量に飛び始める前に、花粉対策グッズやアレルギーの薬などを用意。玄関に洋服ブラシやコート掛けを用意して、家の中にはできるだけ花粉を持ち込まないようにします。

●確定申告に必要な書類は2月のうちにしっかりチェック
締め切り日ギリギリになってからだと、申告に必要な物が不足したり、書類に不備が出たりして慌てがち。医療費の領収書や保険・税金の証明書などは早めにそろえておきます。

3月 学校の名前つけは、クラスだけ空けてすませておく!

学用品や体操着の名前つけは、新学期が始まってからだとバタバタするし、子どもが複数いると大変!春休みのうちにクラスだけ空けて先につけておき、クラス発表後サッと書くだけにしておくとラク。

●新学期前にプリント類の仕分けをしてカオスを防止

春休みの間にみんなで教科書やプリント類の整理&処分をし、新年度の教材を入れるスペースをつくっておきます。ただし新年度に必要なことが書いてある書類は、うっかり捨てないよう注意!

子どもたちは教科書やノートの整理!

撮影/吉川さん

●中学生以上は教科書の量が増えるので、ここで収納スペースを増やしておくと◎
中学・高校に進学する年は小学生とは比べものにならないくらい教科書や副教材の量が増えるので、古いものは処分するなど対策を!

4月 天気のいい日を狙って冬小物の手入れ&収納を

4月になればもう冬物は着なくなるので、天気のいい日にダウンを洗って干してしまいます。アウターは次のシーズンに必要になったらすぐ着られるよう、しまい込まずにクローゼットに掛けて収納。

●暑がりの子どものために少し早めに半そでを用意!
大人はまだ寒いと思っていても、運動量の多い子どもたちは親が思う以上に暑がり。4月でも半そでを着たがる場合があるので、事前に数枚用意し、少しずつ衣替えの準備を進めておきます。

●「よく使う連絡先」をアップデートしておくといざというとき慌てない
子どものクラスや夫の所属部署が変わると、必要な連絡先も変わるもの。「いざ連絡しようと思ったら連絡先がわからない!」なんてことがないよう、子どものママ友情報や夫の連絡先をアップデートします。

5月 晴れたら、大物の布類を丸洗いしてそのまま干しちゃおう

カーテンは梅雨に入る前のこの時期に洗濯するとカビ防止に◎。洗濯後、そのままレールに掛けてしまえば干し場所も必要なし。「窓掃除も年末の寒い時期に無理するより、この時期にやるといいですよ」。

●床全体をサーッと拭いておくとはだしの季節も気持ちいい

はだしで過ごす日が増えると、床がベタベタしがち。夏前のこの時期にしっかり床の拭き掃除をしておきます。アルカリ電解水を使えば汚れ落ちもよく、洗剤成分が残らないので赤ちゃんがいても安心。

6月 洗面所のコーキングにカビ防止のテープをぺたり

洗面所のコーキング(洗面台と壁の間のゴム)は掃除しづらくカビが生えがち。100円ショップで買える「カビ汚れ防止マスキングテープ」を貼れば、汚れても貼り替えるだけでOK。

●夏の前に、家のまわりやベランダに防虫対策を
気温が20℃以上になる季節はゴキブリが発生しやすいので、家の外まわりも整理整頓をして対策を。侵入口になりそうな隙間や窓付近には駆除剤や防虫剤などをしっかり設置します。

●湿気本番!の前にガッツリ浴室のカビ対策を

浴室のカビ対策には「くん煙剤」を使用。水を入れて閉めきった浴室に置いておくだけでいいのでラクチン。手間がかかる浴室のカビ掃除は、年に1回を目安に業者に頼むこともあります。

●エアコンの試運転をして、真夏の故障を防止!

夏になってから故障すると、メーカーに修理の問い合わせが集中し、すぐに応じてもらえないことも。故障に備え夏本番が来る前に試運転をし、リモコンの作動や、しっかり冷風が出るかどうか確認を。

7月 夏休み前にパントリーの整理をして子どもの「小腹対策」をしておく

夏休み中は子どもたちの昼食&おやつを常備しておかなければならないので、パントリーの整理をして備えます。母が不在のときは自分たちで食べられるようインスタント食品も用意。

●学童や家置きのおべんとうが始まるから、グッズの見直し&整理を

しばらく使っていなかったべんとう箱や水筒は、サイズや付属品を確認して、不足があれば買いたします。夏はいたみやすいのでご飯とおかずの容器を分けたり、保冷剤の用意も忘れずに。

●1学期が終わったら、子どもと道具箱をチェック

夏休み前に学校から持ち帰った道具箱は、子どもと一緒に中身のチェックと整理をします。新学期になってから慌てないよう、なくなっている物があれば余裕のある夏休みの間に買いたしておきます。

8月 場所を取るアイスのために冷凍室にスペースを確保

夏休み前に学校から持ち帰った道具箱は、子どもと一緒に中身のチェックと整理をします。新学期になってから慌てないよう、なくなっている物があれば余裕のある夏休みの間に買いたしておきます。

●虫対策グッズをセットにしておくと探さなくてすむ

夏の間は頻繁に虫よけスプレーを使ったり、蚊に刺されたらかゆみ止めを塗ったりするもの。いざというとき「あれどこ?」とならないよう、カゴなどにまとめて家族みんながわかりやすい場所にスタンバイ。

9月 夏はいたサンダルを洗ってしまうと来年も気持ちよくはける

9月になるとサンダルの出番もなくなるので、げた箱にしまいます。翌年の夏にげた箱を開けたとき、汚いサンダルが出てきたらイヤなもの。洗ってよく乾かし、きれいな状態でしまうとすぐはけます。

●プールグッズは洗って不織布に入れておくと傷みにくい
学校のプール授業が終われば水着やプールバッグもしまってOK。ひとまとめにするとゴーグルのゴムの部分やバッグがくっついて傷む可能性があるので、不織布に包んでからしまいます。

ラッピング用の袋タイプが便利。

●気温がちょっと下がるこの時期に、洗濯槽のカビ取りを!

高温の日が続く真夏は、実はカビが発生しにくいそう。夏前の6月と、夏の終わりのこの時期に洗濯槽のクリーニングをしておけば、涼しくなってカビがドッと繁殖するのを防げ、安心して洗濯ができます。

10月 衣替えのついでにサイズアウトした服をチェック

子どもたちと持っている服を全部出し、ファッションショーをしながら小さくなった服や下の子に譲る服を選びます。吉川家では兄弟で枚数をそろえているため、不足している子の服のみ数枚買いたします。

●本格的に寒くなる前に寝室も衣替えして風邪予防

涼しい日が増えてくるので、夏ぶとんから冬ぶとんにチェンジ。シーツやカバーの洗濯をし、天気のよい日にふとんも干しておきます。冬物で不足する物は寒くなる前に買いたして、急な冷え込みに備えます。

11月 クリスマス前におもちゃの量と収納を見直し

「サンタさんが来てくれる前に片づけようね」とプレゼントに欲しい物をリサーチしつつ、古いおもちゃの整理や処分を。「新しい物を迎えるためなら、子どもたちも積極的に動いてくれます(笑)」。

●窓に結露防止シートを貼っておけば、春までカビ知らず

暖房を使うようになると悩ましいのが結露。本格的な冬が来る前に窓に結露防止シートを貼ってしまえば、結露に悩む心配がなくなります。断熱効果もあるので、暖房のききもよくなり一石二鳥。

●「さむっ!」となったら子どもが自分で取れるよう、アウターを人別に用意

急に「コート出して!」と言われて慌てないように、アウター類はクローゼットに掛けたまま収納。兄弟で混乱しないようハンガーにマスキングテープで色分けをして、どれがだれの物かわかるようにしています。

12月 年末までに「玄関」「コンロまわり」「冷蔵庫内」だけ掃除する

「年末=大掃除をやらなくちゃ」と思いがちだけど、中掃除でよしとし、新年を気持ちよく迎えるために玄関とキッチンだけきれいにします。「窓は寒いからやらない」と決めただけで気がラクになりました。

●「今年の食材は今年のうちに」!クリスマスまでに家の食材を食べ切る

年末年始は正月用の食材でいっぱいになりがち。なのでそれまでに冷蔵庫に残っている食材は冷凍食品も含めて食べ切って、冷蔵庫をからにします。庫内の棚も洗ってきれいに!

●年に1回は、スマホのデータを整理しておくとアクシデントがあっても安心

スマホはどんなアクシデントでデータを失うかわかりません。写真は年に100枚と枚数を決めてプリントするなどし、データを整理しましょう。



参照:『サンキュ!』2021年12月号「スッキリした家はぜいたくだ」より。掲載している情報は2021年10月現在のものです。撮影/大森忠明 構成/竹下美穂子 取材・文/秋山由紀 編集/サンキュ!編集部

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