整理のプロが教える「実は捨てても大丈夫」なモノ7選
2023/01/08
必要なものだけに囲まれたシンプルな暮らしを送りたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
整理収納アドバイザーのmiokoさんに、「実は捨てても大丈夫なもの」7つを教えてもらいました。
1.いつか使おうと思っているもの
「いつかなにかに使えるかもしれない」と思うと、ものはなかなか捨てられないものですよね。しかし、その不確定な「いつか」のために貴重な収納スペースを使い続け、日常生活に支障があるほうがもったいないのです。
ものを所有していると、所有しているのに活用できていない罪悪感を感じたり、無理に使おうとすると、逆に余計なお金がかかるのです。
2.もう一度買いたいと思わないもの
なにかの天変地異で、すべてのものがなくなったと想像してみてください。再び買いたいと思ったもの以外は、実はあなたの生活には必要のないものなのです。
「捨てる」という視点ではなく「選ぶ」という視点で考えると、わかりやすいですね。
3.1年使っていないもの
1年使っていないものは、今後使うことはほぼありません。
1年間であなたは、すでにそのものに対してたくさんの家賃やローンを消費してきました。使用していないものを置いておくために、今後もお金を払い続けますか?
ものは刻一刻と劣化していきます。
4.洗い替え(シーツ、布団カバー、マット類)
わが家は収納スペースが非常に小さく限られているため、シーツなどの洗い替えがありません。それでも今まで一度も困ったことはありません。
シーツなどを洗いたいときは、前日の夜に日常の洗濯を終わらせておきます。翌日、朝一で洗濯をして干せば、夜までには乾きます。天気がよければ外で、悪ければ洗濯乾燥機や浴室乾燥機を使用するとよいですね。
シーツ、布団カバー、マット類などの布類は、消耗したら新しいものに買い替えるというサイクルにすれば、収納スペースも洗い替えも不要なのです。
5.家電の箱
家電の箱は全捨てしています。
売るときに箱があると高く売れるという理由で保管するのは、長期間収納スペースを占領していた家賃代に比べたら微々たるものです。
箱があるほうがたくさん積めますが、段ボールなどの箱は湿気のある場所に置いておくと、箱自体が湿気を吸ってカビやダニの発生原因となってしまうのです。
6.レンタルできるもの
いろいろな種類のレンタルやサブスクを活用すれば、収納スペースと費用を節約できます。たとえば、
・来客用の布団
・洋服
・冠婚葬祭の衣類
・アウトドアグッズ
・季節の飾り
・スーツケース
・家電
・家具
・自転車
・自動車
など。
使用頻度が低く所有するだけで維持管理費のかかるアイテムは、これらの便利なサービスを活用するといいですね。
【番外編】ダイニングテーブル&椅子
これは万人にはオススメできませんが、狭いわが家はダイニングテーブルと椅子のセットを手放しました。在宅で仕事をするために、ワークスペースを優先させたからです。
食事はローテーブルでとり、そのままソファで寛ぎます。しかし、ワークスペースと食事&寛ぎスペースを分けたことにより、自宅の中でオンとオフが切り替えられるようになりました。ものの移動も最小限となり、散らかりも防止することができましたよ。
まとめ
「実は捨てても大丈夫なもの」7選をご紹介しました。
・いつか使うと思っているもの
・もう一度買いたいと思わないもの
・1年使っていないもの
・洗い替え(シーツなど)
・家電の箱
・レンタルできるもの
・ダイニングテーブル&椅子
ものを持つと管理責任が発生します。どこに収納しようか迷ったり、メンテナンスをしなくてはいけませんよね。
管理責任という無言のプレッシャーからの解放は、想像以上に心を軽くしてくれますよ。
■執筆/miokoさん...8坪の狭小住宅3階建てに住み、シンプルライフを送る整理収納アドバイザー。ルームスタイリスト・宅地建物取引士の資格も持つ。21年4月に初の著書「狭い部屋でもテレワークと暮らしを快適にする片づけ」を出版。Instagramは@simplelife_mioko。
編集/サンキュ!編集部