1LDK43平米でも家族4人が住み続けられる家のヒミツ

2020/11/22

1LDK、43平米に家族4人でとっても快適に暮らしています!1個の物を家中で&散らかってもいい場所をつくる、そして子ども・夫目線での片づけ方。家族が落ち着いて過ごせる家の積み重ねた小さな工夫をお伝えします。

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<教えてくれた人>
Fukiさん(神奈川県 34歳)
夫(40歳)、長男(4歳)、二男(3歳)の4人家族。前職はインテリアコーディネーター、現在は専業主婦。インスタグラムは「kotosumu_1ldk」。

◎HOUSE DATA◎
築15年/分譲マンション/1LDK(43平米)

狭い家でも小さな工夫で、ぐんと暮らしやすくなります

元々、出産したら引っ越す予定だったというFukiさん。でも、家に愛着がわいてきたことや育児がしやすい地域であることから「この家で暮らしていこう」と決心。でも、初めは悩んでばかりだったそうです。
「リビングに子ども用スペースをつくっていたころはずっと散らかっていて、一日中片づけに追われていました。子どもがのびのび遊べて、家族が落ち着いて過ごせる家にするには、空間を分けたり持つ物をしぼったり、工夫が必要だと気づいたんです」。今では限られた空間を上手に使い、男の子が2人いても狭さを感じない、住みやすい家になりました。

1個の物を家中で使い回した

家が狭くて持てる量が限られているからこそ、1個で何役にもなる物や、家中どこでも使える物を厳選。限られた空間を有効に使う、物選びの工夫を紹介します。

いすは、机にもおもちゃにもなるスツールを選ぶ

背もたれのあるいすを置いたら9畳のリビングダイニングは窮屈になってしまうので、シンプルなデザインの「ヴォーンベダルフ」のウルムスツールを採用。子ども用の机になったり、横に倒しておもちゃにしたり家中で大活躍です。

ゴチャついて見える物は「かご」や「木」に隠す

生活感がある物や散らかって見える物は、見た目のいいかごや木の入れ物に収納して解決。いろんな物の片づけに使い回せます。

おもちゃだって、おしゃれなかごに収納すれば落ち着いて見えます。

パッケージが派手な菓子パンや食材はかごにIN。小さなキッチンでもゴチャついて見えません。

子どもが持ち帰った葉っぱや枝は、専用かごをつくって散らかる範囲をセーブ。

子どもが拾ってきた石は、仕切りのある引き出しに。「石は1部屋に1つまで。1つ増えたら1つ減らそうね」と約束。

棚の上段をパソコン用デスクにする

棚の上段にパソコンを置いたら、家事の合間もさっと使えるスタンディングデスクに。いちいちテーブルに移動させる手間が省けて、メールチェックや作業が快適になりました。

ソファはやめてロングクッションを採用

以前はリビングにソファを置いていたけど、4人家族になり動線が窮屈に。いすにも枕にもなるロングクッションなら、空間を広く使いながらも、くつろぐことができて大満足!

散らかってもいい場所を本気でつくった

子どもにはのびのび遊んでほしいけど、散らかったままだと大人はイライラ。そんな悩みは、「散らかってもいい場所」をつくれば解決できます!

棚で仕切って遊ぶスペースをつくる

6.6畳の居室を棚で仕切って、2.3畳の「子ども用スペース」をつくりました。この中なら、あとでまた遊ぶおもちゃを出しっ放しにしてもOKに。大人にもゆとりができて「片づけなさい」って怒らなくなりました。

子どもの作品は展示専用の壁をつくる

毎日生まれる子どもの作品は、1カ所にまとめて貼れば生活感はなく、もはやおしゃれなアートに。壁がいっぱいになったら、子どもが自分で作品を外して、新しい作品を貼ります。

おもちゃ箱は「広く浅い」で探しやすい&取り出しやすい

深くて大きいおもちゃ箱を使っていたころ、「探しにくそう」と気づいたFukiさん。広くて浅い箱に換えたら目当ての物をすぐ探せるようになり、必要以上に散らかることもなくなりました。

各部屋にちょっとした掃除道具を置いておく

各部屋に小さいほうきやはたきを置いたら、小まめに掃除できるように。子どもたちも、遊んだ後に自分で掃除してくれるようになりました。

「次に鳩さんが鳴いたら片づけようね」が片づけの合図

遊びに没頭していると、すぐ次の行動に移れないことも。でも鳩時計を使って事前に声がけするようにたら、片づけや朝の身支度がスムーズになりました。

とことん子ども目線・夫目線になってみた

家族で暮らす家だから、「大人の使いやすさ」「子どもの使いやすさ」をそれぞれ考えて収納をつくりました。それだけで、ママの家事負担が激減!

子ども服はオープン棚に並べれば、1歳児でも身支度できる

0.9畳のクローゼットに、家族4人分の服を収納。棚にオンシーズンの服だけ並べておけば、1歳児でも1人で身支度できます。夫にもわかりやすいので、たたんだ洗濯物をしまってくれるように。子どもが手伝ってくれることも♪

お便りはマグネットパネルにペタッ

玄関とリビングをつなぐ廊下の壁に、マグネットパネルをつけてお便りやカレンダーを掲示。夫は歯みがきをしながら確認する習慣がつき、自然と予定を共有できるように。

1人で準備してくれる子ども目線の「通園セット」

子どもの目線の高さにフックをつけて、通園セットを引っ掛け収納。子どもの準備を見守りながら、大人も身支度できるので忙しい朝も大助かり!

写真を貼れば、どこに掛けるかひと目でわかる。

絵本は色別ラベルで楽しく片づけられる

絵本の背表紙にマスキングテープを貼って色分けしたら、どの棚に戻すかがひと目でわかるように。「同じ色のグループに戻すゲーム」で、子どもも楽しく片づけられます。

参照:『サンキュ!』2020年12月号「小さな片づけであなたの未来が変わります!」より。掲載している情報は2020年10月現在のものです。撮影/大森 忠明 構成・文/出下真紀 編集/サンキュ!編集部

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