片付けた家は6000件!プロに聞いた片付く家になれる極意【出し入れを簡単にする方法】
2022/06/25
しまう場所は決めてあるのに戻すのがめんどうで散らかるなら、しまい方に問題があるかも!?収納を見直せばちょい置きが減って片づくはず!片づけのプロのシンプルなアドバイスは必見です。
<教えてくれた人>
・予約の取れない家政婦 タスカジ seaさん
家族の片づけコンサルタント。家事サービス歴20年。「家を家族の安全基地に」をモットーに片づけた家は6000件以上。最新刊は『家じゅうの「めんどくさい」をなくす。』(ダイヤモンド社)。
・「お片付けノート」が話題 mocaさん
元片づけ下手の整理収納アドバイザー兼フルタイム勤務の会社員。「お片付けノート」を使った整理、直感的にわかる収納、時短ハウスキーピングを実践。著書に『1日5分! お片付けノート』(扶桑社)。
しまうのが超絶メンドーでつい置きっ放し……
さっそくやってみよう!
ハンコの場合 指導:mocaさん
どこで使うか考える
「ハンコは〇〇にしまうのが普通」という思い込みは一度手放して「どこでよく使うか」を考えてみます。「宅配便を受け取るときによく使う」など使うシーンを思い浮かべると考えやすい!
しまう場所を決める
「ハンコをよく使う場所は玄関」とわかったらしまい場所はそこがベスト!使い終わればすぐに戻せてスムーズです。玄関のほかリビングで書類などにも使う場合は、リビングにもしまい場所をつくって。
しまい方を決める
スムーズに戻せる収納場所を決めても、扉を開けて引き出しにしまうなど、アクション数が多いとめんどうでちょい置きしがち。歯ブラシ立てを靴箱の上に置きハンコを差すだけなら家族も片づけやすい!
使う場所にしまうだけで、片づけられるように!
タスカジ seaさん
「多くの人は片づけられない理由を『自分や家族がだらしがないから』と考えがち。でも家を見てみると収納場所が遠かったり、しまう手順が複雑だったりして元に戻すのがとてもめんどうになっている場合がほとんどなんです。だから、使う場所に、少ないアクション数で戻せる収納にするだけで、あっさり片づくように!片づけは毎日のことだから簡単なのがいちばん。変えるべきなのは性格じゃなくて収納の仕方ですよ」。
帰宅後、通りすがりに立ったまましまえるように
夫は帰宅したらすぐに財布や時計、仕事道具を出す習慣があります。そこでリビングの棚にボックスを設置。夫が帰ってすぐに立ったまましまえる高さに収納場所をつくったら、散らからず忘れ物もなくなりました。
tsunaさん(長野県 42歳)
みそ汁をよそう場所のすぐ後ろに収納する
お椀はコンロ前でみそ汁をよそうときに使うので、コンロの向かい側の棚を定位置にしています。上段の手前のスペースに置くと、みそ汁ができたら振り向いて片手を伸ばせばサッと取れて便利。しまうのもラク!
土師愛さん(大阪府 45歳)
参照:『サンキュ!』2022年7月号「片づく家のヒミツ360°図解します」より。掲載している情報は2022年5月現在のものです。撮影/大森忠明、清永洋、砂原文、天野良子、林ひろし 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部