他人事じゃない! 老後お金難民にならないために今からできる4つのこと
2015/09/24
平均寿命は延びる一方なのに、年金制度の先行きは不透明……、
私たちが年をとったとき、景気は? 仕事は? 貯金は? 家族は?
多くの人が自分たちの老後に不安を感じている今、
老後のお金について考え、知ることこそが備えの第一歩!
まずは老後難民にならないために、今からできる“家計防衛術”を始めましょう!
防衛術その1
10%上乗せ貯蓄で、今すぐ老後資金の準備を始める!
夫が会社員の家庭なら最低でも月収の10%、自営業や共働きなら15%の先取り貯蓄が必要ですが、
その先取り貯蓄額に10%上乗せして貯蓄することをおすすめします。
例えば月3万円先取り貯蓄しているなら、3万3000円。
無理な貯蓄は挫折の原因なので、小さなことからコツコツと!
防衛術その2
教育費にお金をかけすぎない!
最近は子どもの教育費にお金をかけすぎて老後資金が不足するケースが多いよう。
例えば高校までの学費は家計から出すのが基本で、貯蓄をくずしているようなら進学先が家計に合っていないということ。
子どもが高校、大学時は教育費がピークとなるので、子どもが小さいうちに貯蓄に励んで。
夫が40歳前後で学資保険に加入する場合は老後に負担が残らないよう10年15年で払い終えるプランを選ぶのがベター。
防衛術その3
住宅ローンは定年、もしくは65歳までに完済できるプランに!
定年退職金をローンの返済にあてすぎると老後資金に余裕がなくなります。
繰り上げ返済は早くするほど利息節減効果が高いので、例えば300万円貯まるまで待つより、100万円ずつ3回に分けて返済したほうがお得。
防衛術その4
「長生き=リスク」!? 保険の見直しは40代のうちに!
医療保険は終身保障で、定年までに払い込める有期払いがおすすめ。
入院日額は自営業の夫なら7000~1万円、それ以外は5000円が目安。
死亡保険は更新型掛け捨てタイプがおすすめ。
子どもが小さいうちの夫の死亡保障額の基準は3000万円、共働きなら2000万円、自営業は4000万円を目安とし、
賃貸に住んでいる場合はそこに1000万円ずつ上乗せを。
子どもの成長とともに少しずつ引き下げ、老後資金の蓄えとしましょう!
※15年7月現在の情報です。
参照:『サンキュ!』9月号「40歳から考える老後のお金パーフェクトガイド」から一部抜粋
監修/畠中雅子、イラスト/moko.、取材/鹿島由紀子、文/田谷峰子
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