5人のプロが推薦する「お金を貯めるなら読むべき本」7冊

2017/05/14

上手にお金を貯めている人たちって、実は本好きが多いんです。そこで、本の目利き、お金のプロに、「お金を貯めたいなら読むべき」という本をガイドしてもらいました。超読みやすいお金の教科書から、一見お金と関係なさそうなものまで、楽しみながら“貯まるヒント”を見つけられる本がこちら!

Img068616.jpg
もし、あなたの家庭の収入源が夫だけならリスクは大。貯金があれば安心というわけでもありません。5000万円貯めるのは大変なのに、年500万円使えば10年でアウト。だから、貯めるだけでなく、収入を生み出す資産を持つ=投資することを考えましょう。『数字は苦手』『投資はむずかしい』という女性にこそ読んでほしい本です。(出版マーケティングコンサルタント 土井英司さん)
『リッチウーマン  人からああしろこうしろと言われるのは大嫌い! という女性のための投資入門』
世界各国で大ヒットした『金持ち父さん貧乏父さん』のロバート・キヨサキのパートナーであり、投資家でもある著者による〝貧乏な老後を送らないための指南書〞。キム・キヨサキ著、白根美保子訳/筑摩書房


Img068853.jpg
王子のやさしさに焦点が当てられがちですが、違う視点から。いくら王子が心やさしくても、お金がなければ助けたいものも助けられません。世の中お金だけではないといいますし、お金で買えない大事なものもたくさんあるとは思います。ですが、実際お金がなければ助けられる命も助けることができません。この物語は王子の像にたくさんの金や宝石が埋め込まれていたからこそ成り立つ、『やさしいお金の使い方』を描いた童話です。(ヴィレッジヴァンガード名古屋中央店佐藤友里恵さんさん)
〈幸福な王子〉『幸福な王子/柘榴の家』より
王子の像が自分の体の宝石や金箔(きんぱく)を貧しい人々に分け与えてほしいとツバメに頼むが……。だれもが知る童話を、大人向けに新訳。ワイルド著、小尾芙佐訳/光文社 古典新訳文庫


Img068628.jpg
これからの時代、主婦でも知っておきたいのが投資のこと。この漫画は、高校生が日本経済を学びながら株式投資を実践していくストーリーになってます。株、不動産、FXなどについて、何も知らなくてもぐんぐん読めて、しかもわかりやすい! 『そもそも株って何?』という人が、成り立ちや仕組みを知るのにもオススメです。
(資産運用アドバイザー 柿添あいさんさん)
『インベスターZ』
『ドラゴン桜』で東大志願者を増やした著者が、今度は投資家育成に乗り出す!? 株のことをわかりやすく解説する、株式投資学園漫画。三田紀房/講談社


Img068670.jpg
お金も地位も学もない主人公がたゆまぬ努力と才覚でのし上がる下剋上小説。一瞬で変化してゆく時世の流れ、天気、社会の情勢、人の感情を読んで闘う主人公がかっこいい! 『お金がない』と嘆いているのはただの甘え。現代のほうがよっぽど稼ぐ手段には困りません。この小説を読めば、〝手に入れたいものがあるならばそれに見合う努力をしよう〞と思えるはずです。(佐藤さん)
『堂島物語』
江戸時代、米が銭を生む街・大坂堂島を舞台に、米問屋へ奉公に入った少年の運命を描く本格時代経済小説。富樫倫太郎/中公文庫


Img068864.jpg
〝これだけはないと絶対ダメ〞。そう思い込んでいる人に読んでもらいたい1冊。もしくは、そこまでではないけれど、〝必要〞と〝欲しい〞がよくわからなくなっている人にも読んでもらいたい。物が豊富、選択肢もいっぱいある時代だからこそ『なくてもいいじゃん』は、心にとどめておきたい考え方です。ふだんの生活を疑ってみるのに、いいきっかけになるでしょう。(ファイナンシャル・プランナー 横山光昭さん)
『やめてみた。本当に必要なものが見えてくる暮らし方・考え方』
累計30万部突破の『スリム美人の生活習慣を真似したら 1年間で30キロ痩せました』など、体を張って苦手を克服する著者が今度は〝やめる〞に挑戦。わたなべぽん/幻冬舎


Img068658.jpg
シングルマザーと女性を支援する団体の代表。まったく違う人生を歩んできた2人の女性が古い家計簿をきっかけに出会い、友情をはぐくむ話。家計簿をつけた人の悲しい秘密を知った彼女たちが、それぞれの心の傷に向き合い、自分の居場所を見つけていくところに感動します。どんなものにどれくらいのお金を使ったかに、その人の生き方が表れるということもわかる小説。家計簿をつけたいけど続かないという人に読んでほしい1冊。(ブックレビュアー 石井千湖さん)
『彼女の家計簿』
日々の暮らしが記された家計簿――そこには「男と駆け落ちして心中した女」の秘密が隠されていた。世代を超えた女たちの物語。原田ひ香/光文社文庫


Img068595.jpg
500円玉って世界的に見ても価値が高い貨幣。100円玉で1万円貯めようと思ったら100枚必要だけど、500円玉ならたったの20枚。だから、小まめに集めていると結構あっという間に貯まります。節約と聞くとつらい人でも、この本の貯め方だとゲーム感覚でできるから、負担が少ない点がメリットです。(土井さん)
『ズボラな人でも毎日500円玉が貯まるすごい方法』
「100万円貯まった!」「旅行に行けた!」と成功者続出! 500円玉の取得法から貯金箱の選び方、挫折しない方法まで徹底解説。市居愛/サンマーク出版


いかがでしたか? どれもあっという間に読めてしまうものばかりなので、気になったものから読んでみて♪


参照:『サンキュ!』5月号「お金を貯めたいならこんな本を読むべきだ!」より一部抜粋 監修/石井千湖、柿添あい、佐藤友里恵、土井英司、横山光昭、撮影/石井幸久、取材/松崎祐子、文/田谷峰子
『サンキュ!』最新号の詳細はこちら

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND