主婦歴20年以上のやりくり上手主婦が「食費節約」のためにしていること&やめたこと
2021/08/28
10年ほど前に雑誌『サンキュ!』の食費節約コンテストで受賞した経験のあるサンキュ!STYLEライターゆずうさぎです。
その時と今では子どもの年齢も環境も何もかもが違うのですが、今でも家族構成の割には食費は抑えられていると思います。
先日、1カ月の食費と食事内容やお弁当内容を見直したところ、自分でも無意識にしていた「食費について気を付けていること」を再認識することができました。現在の食費節約についてまとめてご紹介いたします。
【気をつけていること1】他の家庭と比べない
家族構成、夫婦共働きかどうか、料理が得意かどうかなどなどによってそれぞれ「適正な食費」が違います。同じ家族構成であっても家族が大食いか小食かによって違いますし、お弁当の頻度や家でも食事の頻度によってやっぱり異なります。
我が家の食費は、大学生男子×2・高校生男子×1・小学生女子×1・夫・私の6人家族、ほぼ全員が毎日家でご飯を食べ、長期休み機関以外はお弁当週7という状況で食費はおそらく月に7万円前後です。
これが少ないか多いかはわかりませんが、少なくともほぼ毎日業務スーパーに行って食材を使いきっているので妥当だと思っています。
食費は人と比べるものではなく、
・家族全員が食事に満足しているか
・食材が余らないか
が、大切なのかなと思います。
【気をつけていること2】数値に踊らされない
1つ目と同じような考え方なのですが、食費を金額で見ないことも大切。
金額にこだわりすぎると、
「今月これだけしか残ってない」
「あと○日でこれだけ」
などと自分を追い詰めてしまいます。
また、家族にも我慢を強いてしまうかもしれません。ご飯を食べる量を我慢する、ということは避けたいと思っています。
予算として目標とする数値を決めることはいいのですが、それに踊らされるのは食費節約が苦痛になってしまうのでやめることにしました。
【気をつけていること3】情報をシャットダウンしない
食費を節約しようと意気込むと、周囲が気になることもあります。今は情報媒体がとても多く、嫌でも節約情報が入ってきます。でも、自分の家族の状況によってはその節約ができないものも多々あります。
節約情報はあくまでも一例として紹介されているもの。「こんなのできない。私には無理」と、全てをシャットダウンするのではなく「できないものはできない。できるものを探す」という風に情報に一喜一憂せず、でも情報をシャットダウンせずに必要な情報を見つけていくことが大事ですよ。
【気をつけていること4】こだわりを許す
九州出身の私はチキン南蛮が大好き。でも、なかなか自分の好きな味に会えないので、タルタルソースには購入する商品を決めています。
全てを節約しなくても、そして全てにこだわらなくてもいいですが、これだけは好きなものを…と言うものは買ってもいいかなと思います。
我が家では、久世福商店で買うタルタルソースと卵かけご飯用の醤油、カルディで買うコーヒーや食材は、こだわってOKとしています。ちなみにこのこだわりの物たちは、食費に入れるのではなく、お小遣いで買っています。
【気をつけていること5】何をだれが払うかをきちんと話し合う
これは子どもが大きくなったからできることかもしれません。
我が家は大学生が2人。そして高校生が1人。
大学生はバイトをしています。高校生にはそれなりにお小遣いをあげています。
我が家では高校生・大学生に対しては、何を自分たちで出すかを割と明確に決めています。
例えば、高校生が食堂でご飯を食べたければ自分で出すとか大学生が好みのおやつを食べたかったり友達とごはんを食べに行きたい場合は自分で出す…などです。
食費以外にも決めごとがあって、子どもたちにも自分たちの稼いだ範囲内で生活をしてもらうようにしています。
何でも親がお金を出すのではなく、どこを本人が出すかどこまで親が出すかなどをある程度大きくなったら決めるのもいいと思います。
【気をつけていること6】家族を大切にする
夫や子どもたちだけではなく、私の両親や夫の両親のことも大切にしています。
自分自身の年齢が高くなるとやはり両親の年齢も高くなります。私たちの中では両親はいつも元気でよく働いていたというイメージがありますが、やはり年齢を重ねると思わぬ病気になったりケガをしたりするものです。そんな時は、食費節約なんて言っていられません。
いざとなったら後悔しないように精一杯親孝行できればと思っています。
最後に
我が家は現在、食費・日用品費など合わせて15万円で1カ月過ごすようにしています。
もちろん、家族が多いので例えば予防接種を受ける時期などには、この生活費とは別のところから費用を出すこともあります。また、私が個人的に無印良品やカルディで商品を購入するときはまた別のところから出しています。
ギチギチに予算を固定するのではなく、少しゆとりを持たせることも長く節約が続けられる秘訣なのかもしれないなと思います。
■この記事を書いたのは・・・ゆずうさぎ
元サンキュトップブロガー。小学生から大学生まで三男一女の4人の子どもを育てる母。
主婦歴は20年以上。日々の生活の中で、無理なくできる範囲で食費節約をしています。10年ほど前にサンキュ!の食費節約コンテストで賞をいただきました。
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