年185万円貯金しても、欲しい物は我慢しない。変えたのは「買い方」と「選び方」でした。
2023/10/15
まとめ買いや安さで物を選ばない!最もコスパがよい物をジャッジして、暮らしの満足度もアップ。自分が管理しやすい物量にすることでお金が貯まったという最強家計の暮らしのアイデアを教えてもらいました。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 Kさん(岐阜県 40歳)
夫(41歳)、長女(11歳)、二女(9歳)の4人家族。この春に退職し、専業主婦に。住まいは築10年の持ち家一戸建て。ブログで暮らしとお金について発信中!
◎TOTAL MONEY DATA◎
世帯月収(手取り)……32万円
世帯ボーナス(年間・手取り)……120万円
世帯年収(手取り)……約500万円
月貯蓄額……11万円
年貯蓄額……185万円
総貯蓄額……ヒミツ
ムダを減らして満足度を上げるコスパ第一の"お金使い"が最強
買い物は安さではなく、使う頻度や手間などを総合的に考え、最もコスパがよい物をジャッジ。「本当に必要な物を丁寧に選ぶと暮らしの満足度が違います」ムダを減らして満足度を上げる。
●まとめ買いをやめるだけでムダを減らせた!
洗剤は普通サイズを1本ずつ、お酒もその日飲む分を1~2本だけ買います。「たくさん買うとムダに使いすぎちゃう。ビールも1本を大事に飲む方がおいしいし、飲みすぎないから支出もダウン」。
●毎日使うコンタクトは半額の「サブスク」を探して節約!
月額定額制で買っていた夫のコンタクトレンズを、より安いプランに変更。「『dicon』は1日使い捨てタイプが両目で月1980円と今までの約半額。変更後も問題なく使えているので、固定費削減に成功♪」。
●欲しい物は書いて寝かせて、「やっぱり欲しい」と思ったら買う
欲しい物リストを作り、毎月1回更新します。「1カ月たって気持ちが冷めた物は削除。何度も書く物は本当に欲しいと判断して購入します。寝かせている間に商品も調べられ、失敗も激減!」。購入したら、日付けとともにチェック。
●家族の健康が何より大事!だから食費はムリに下げない
体を壊した経験から、食生活には気を使い、食費は高めに設定。「4日分ずつ買って食べ切ることを意識しています。ちょっといいお醤油(800円)やポン酢(500円)があれば、冷ややっこもおいしい」。
●同じお金を使うなら、子どもには「物より経験」
子どもと一緒に楽しめるイベントはまめにチェック。「夏休みに地元の伝統工芸である、美濃和紙作りを体験。作った和紙でうちわを作る時間も楽しく、ショッピングして物を増やすより充実した1日になりました」。
●肌に合わない安い服より、自然素材の服の方が長く着られておトク
安い化繊は着心地もイマイチだし、2~3回の洗濯でだめになることが。「身に着ける物は綿を中心に、夏は麻、冬はウールを。多少高めでも肌に優しく、風合いも長持ちするからコスパは◎」。
何より節約効果あり物と心の断捨離(R)テクが最強
物を減らすこと、ムリをしないこと。「とにかくキャパオーバーが一番よくない。自分が管理しやすい暮らしにすることで、お金も貯まりだしました」。
●不用品を19袋分捨てたら、やりくりに向き合うゆとりが一気に生まれた
以前は物が多く、部屋もぐちゃぐちゃ。気持ちが落ち着かず、やりくりも適当だったそう。「思い切って不用品を処分したら、部屋も気持ちも一気にゆとりが。今、安定したやりくりが続いているのもこのおかげ」。
【復職前】大切な赤ちゃんグッズを手放したら、「働いて稼ぐ!」スイッチがON
思い出に取っていたベビーグッズも、欲しい人に譲ることに。「取っておこうか迷ったけれど、思い切って手放したら、"働くママ"になる覚悟が。稼いで住宅ローンを返そうと、気持ちが前向きになりました!」。
●「手放すメリット」が大きすぎるから、車は今、1台に
退職して通勤がなくなったので、自分の車は手放すことに。「保険料や車検代、税金、ガソリン代が減って、年間30万円は節約に。車が使える日を考えることで、計画的な買い出しができるオマケも」。
●調理道具は少ない方が、洗い物もラクで料理がはかどる
シンプルな料理しかしないから、調理道具も基本的な物だけで十分。「使う道具は少ない方が、片付けがラクで自炊も続きやすい。安いだけの便利グッズやたまにしか出番のない鍋類は持ちません」。
●親のエゴは捨てて、子どもの習い事は「本人のやる気」を最重視!
「1年ほど前に姉はバレエ、妹はバスケを自ら"やりたい"と言い始め、通わせてみたら身の入り方が全然違う!それまで2人に習わせていたピアノは潔くやめ、お金も気持ちも1点集中に!」。
参照:『サンキュ!』2022年11月号「今一番貯まる!『最強家計』大集合」より。掲載している情報は2022年9月現在のものです。撮影/林ひろし 編集/サンキュ!編集部