実は、主婦にはメリットたくさん!?『複業』する主婦が増えている理由

複数の仕事を本業として取り組む、注目のワークスタイル「複業」。パラレルワークや掛け持ちともいわれ、実は主婦にとってメリットがたくさん！実際どういう働き方をしているのか、複業のカタチを取材しました。

複業する主婦が増えている背景は

コロナ禍で在宅可能な仕事が増えて複業のハードルが下がったこと、また複業を認める企業が増えたことも一因。長時間働かなくても、隙間時間に複数の仕事をすることで収入が得られ、主婦が働きやすいスタイルといえます。

複業に興味がありますか？

＊出典：求人サイト「しゅふJOB」登録者の仕事調査（調査実施日21年11月）

※構成比は四捨五入しているため、合計しても100になりません

複業のメリット

□ 収入が増やせる
□ 育児や介護など、自分都合で働ける
□ 複数の収入源があることで、収入0のリスクを回避できる
□ 肩書きが増えて仕事の幅が広がり、キャリアアップできる
□ 現職を離職せず、新しいスキル習得ややりたい仕事に挑戦できる

＊複業禁止の企業もあるので注意。オーバーワークで体調を崩す人も多いので、無理のない働き方を。また、確定申告が必要になる場合も。

複業しやすい仕事

【未経験OK】
● 家事代行　● ベビーシッター　● 介護補助
● 飲食店　● アンケート回答
● ご近所ワーク（管理物件の草むしり、空き地の報告など） など

【経験を生かせる】
● ライティング　● コールセンター、アポインター　
● 各種PC業務（データ入力、Webデザイン、アプリ開発など）
● 家庭教師　● YouTuber など

「安定した収入」と「好きなこと」が両立できた

SNS運用代行パート/Webライター/フードスタイリスト/読者モデル など。

17歳で母になり、子育てが落ち着いてきた今、「やりたいことが多すぎる」という臼井さん。「お金も必要だけど、好きなこともやりたい！週3回のパートで収入が安定しているからこそ、料理の仕事など、さまざまな仕事にトライできます」複数の仕事をすることで視野が広がり、他の仕事に役立つことも多いそう。「教育費が落ち着くまでは、複業を続けます！」。

＜教えてくれた人＞
サンキュ！アンバサダー 臼井愛美さん（東京都　36歳）
子どもは19歳、16歳、13歳。『サンキュ！』モデルとしても活躍。アパレルショップの販売員経験も。インスタアカウントは「@itsumiusui」。

1週間スケジュール

（月）Webライター（朝食前）、パート（10時～14時）
（火）フードスタイリスト（料理の試作など）
（水）パート（10時～17時）
（木）Webライター（10時～17時。取材で外出も）
（金）パート（10時～14時）、Ｗｅbライター（15時～）
（土）（日）基本お休み。
平日がワンオペなので、土日は夫が家事担当

複業DATA

仕事内容
● SNS運用代行会社で週3回パート
● 料理やファッションのWebライター
● 料理制作やレシピ提案
●『サンキュ！』などの読者モデル
● Instagramのアフィリエイト

収入

金額はヒミツ。割合は以下。

パートは在宅勤務もOK。得意分野を生かせてます

仕事内容は、SNSの運用代行。3年前に求人サイトで見つけ、「これだ！」と思い応募。「取引先は主に旅館や温泉で、料理のアドバイスをすることも。週1回は在宅勤務で働きやすい環境です」。

時間の融通が利くWebライター。情報収集も仕事！

趣味の料理やファッションの記事を担当。「ブログ歴が長く文章を書くのは好きなので、10本以上書く月も。SNSをマメにチェックして、情報収集するのも仕事の一環！」。

大好きな料理が仕事に！裏方の仕事も始めました

6年前にフードコーディネーターの資格を取得。カルディの商品などを活用したアレンジが得意で、雑誌やテレビ出演も多数。最近は、テレビ番組で裏方として調理することも。

私が考える、複業メリット

● 多くの経験を積めるから、それぞれの仕事に生かせる
● やりたいことが多くても、全てに挑戦できる
● 時間の融通が利きやすく、心にゆとりが持てる

＜監修＞
ビースタイルメディア 石橋聖文さん
主婦（主夫）に特化した求人サイト「しゅふJOB」を運営するビースタイルメディア代表取締役。年間訪問者は1,724万人にのぼる。https://part.shufu-job.jp/

参照：『サンキュ！』2023年5月号「"複業"する主婦、増えてます」より。掲載している情報は2023年3月現在のものです。撮影／大森忠明（臼井さん）　構成・文／草野舞友　編集／サンキュ！編集部