家計の「今」を見える化!年内にやっておくべきお金のこと
2024/11/23
クルーズ船乗組員時代の狭小船室生活を経て、シンプルな暮らしを実践中のサンキュ!STYLEライターのKota(コタ)です。
「年末」というワードが飛び交う時期になりましたね。すっきりした状態で新年を迎えるべく、ものの片づけや大掃除の計画を立てているかたも多いはず。
それらと合わせてやっておきたいのが、お金まわりの総整理。今回は、私がこの時期行っている家計管理の2ステップをご紹介します。
1: 今年1年間の収支をチェックする
日々の支出は、自作のエクセル家計簿で管理しています。手書きやアプリも試した結果、わたしには毎日使うパソコンに入力するのが合っているよう。
毎月末にその月の収支をチェックしていますが、年末にかけて行うのは1年間の総まとめ。収入と費目別支出の年間合計額を計算して、家計の「今」を見える化します。
家計を改善したくても、現状がわからないことには効果的な対策ができないですよね。その点、数字はリアルな「今」を教えてくれるから、改善点を見つけやすい。とくに昨年と比べて大幅に増えたり、予想以上に多かったりした費目は見直し対象。原因を分析して対策を考えます。
この年間合計額は、「キャッシュフロー表」にも記録しておくのがポイント。キャッシュフロー表は、今後の家計の変化がわかる便利なツール。将来の予測値も入れるつくりになっていて、「このままの家計で赤字にならない?」「数年先のやりたいことは実現できる?」など、月単位の振り返りだけでは気づきにくいことが見えてきます。
わが家では、今年途中から小5の長女がフリースクールに通い始めたため、昨年と比べて教育費がアップ。夫の働き方と収入の変化も予想外のできごとでした。今年の収支だけを見れば問題ないものの、長女の進学を含めたこれからのことを考えると、教育費は大きく見直す必要がありそう。
数字と向き合うのは勇気がいるけれど、現状を見える化すると、漠然とした不安が解消されて、むやみに心配することがなくなります。具体的な数字にもとづいた計画が立てやすくなるのもメリット。
2: 来年の特別費を把握する
今年のまとめが終わったら、次に取りかかるのは来年のお金のこと。誕生日・クリスマスといったイベントや、年払いの保険料など、日々の予算に組み込みにくい「特別費」を一覧にまとめます。
今年のリストを参考に、来年の予定を月ごとに書き出して予算額を算出。前もって時期と必要額を把握しておけば、直前に慌ててお金をやりくりする…なんてことになりません。
このとき、決まって出ていく特別費と合わせて考えておきたいのが、旅行費用や家具・家電などの大きな支出。今年の収支と貯金のバランスを見ながら夫と話し合い、必要な年は予算をしっかり確保するようにしています。
そうすれば、前向きに情報収集ができて「買いどき」を逃しにくく、気持ちよくお金を使えるのが◎。とくに旅行は早めに予約をすると割引率が高いことが多いので、おトクに実現しやすくなります。
さいごに:家計の「今」がわかれば、目標や理想の暮らしも実現しやすくなる!
ご紹介した2ステップは、ちょっぴり面倒ではあるけれど、終えたときの安心感は格別です。
わが家では、毎年夫とキャッシュフロー表を確認するのが恒例行事。夫婦で家計の大きな流れを共有することで、さまざまな場面でのお金に関する意思決定がスムーズになった実感が。
新年に向けて、目標や理想の暮らしを考える時期。家計の「今」を把握できれば、それらを実現する具体的な方法も見えてくるはず。来年も朗らかな日々を送るために、年内にお金まわりも整理しませんか。
◆この記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
小2と小5の姉妹の母。元クルーズ船乗組員で、狭小船室生活+約4ヶ月の乗船勤務時の荷物は、60Lスーツケース1つぶん。
厳選したもので暮らした当時の経験と、10年以上の完全ワンオペ生活から、「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしをちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。