物価高の影響もあり、「なかなかお金が貯まらない」という人も多いはず。貯め上手な人が多いサンキュ!STYLEライターさんたちは、それぞれの「お金が貯まる習慣」をもっているといいます。具体的にどんな習慣なのか、教えてもらいましょう。

「ノーマネーデー」の習慣
収入の減少をきっかけに家計を見直し、年間100万円の貯蓄を達成している、サンキュ!STYLEライターの小倉つぼみさん。家計へのインパクトが想像以上に大きかった節約ワザがあるといいます。
それは、「お金を使わない日」を意識的につくることでした。以前は、特売だからと余計な買い物をしたり、コンビニでちょこちょこ買いをしてしまったりと、毎日お金を使うことがあたりまえになっていたといいます。
まずは、「毎週金曜日だけ」とハードルを下げて、「ノーマネーデー」にチャレンジしてみることに。金曜日は、インスタントコーヒーや手づくりお弁当にしてみたり、食事は冷蔵庫の食材を使いきることから始めました。この習慣がだんだんと身につき、金曜日だけではなく、「今日は買わない日にしよう」と意識できるように。週に1~2回行うだけでも、支出が明らかに減り、家計へのインパクトは想像以上だったといいます。
「だらだらスマホをしない」習慣
夫婦で協力して、節約と投資に励み、総資産4,000万円を達成した、サンキュ!STYLEライターのおこめさん。じつは、「お金が貯まらない」と嘆いていた日々があったといいます。それは、「お金が貯まらない悪習慣」があったから。
そのひとつが、「だらだらスマホ」でした。気がつくと何時間も見ていることも。ショッピングサイトをのぞいては余計なものを検索したり、購入したり。SNSで友人の生活を垣間見てうらやましくなったり。お金は消え、「虚無感」だけが残ったといいます。そこで、スマホと適切な距離を置くことに。手元に本を置いたり、アプリや通知を最低限まで減らしたりすることで、スマホを必要以上に見ない習慣を身につけることができました。お金と時間を取り戻すことができたのです。
「ひと手間をかける」習慣
教育費と老後資金を同時に貯めているという、サンキュ!STYLEライターの松山なこさん。黒字家計をつくるために、「ひと手間をかける」習慣も必要だといいます。
たとえば大人用の本は、買う前にまずは図書館の蔵書を検索。オンラインで蔵書検索や予約申し込みができるため、利用しないのはもったいないといいます。週に1回ほど通い、子ども用の絵本もたくさん借りているのだそう。
また、公共交通機関が充実している町に住んでいるためマイカーはもたず、必要なときはカーシェアを利用しています。事前に登録したり予約をしたりという手間はかかりますが、コスト面では満足しているのだそう。
どちらも「ひと手間」はかかってしまいますが、この「ひと手間」の「チリツモ」が大きいと、松山なこさんはいいます。
まとめ
サンキュ!STYLEライターさんたちの「お金が貯まる習慣」を教えてもらいました。どれも金額でいうと小さなことかもしれませんが、習慣にしてしまうことで、積もり積もって大きな効果になるのですね。サンキュ!STYLEライターのおこめさんも、「習慣になると、何の疑問も持たないまま繰り返すことができる」といいます。
多くの人が、一発逆転の資産形成を夢みがちですが、小さな「貯まる習慣」をいくつも身につけることの大切さを教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてくださいね。