いきなり節約はNG!貯め上手が教える挫折しにくい「資産形成の始め方」6ステップ

2025/10/22

「節約するぞ!」と気合を入れたものの、途中で挫折してしまった経験はありませんか。資産形成は短距離走ではなくマラソン。無理なく続けられる仕組みを整えることで、お金は着実に育っていきます。

そこで今回は、結婚前を含む約10年間で夫婦の総資産4,000万円を築いた節約×投資主婦おこめが、挫折しにくい資産形成の始め方6ステップを紹介します。

サンキュ!STYLEライター。夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子...

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1. お金を貯める目的を確認する

出典:写真AC

資産形成を始めるなら、まずは「なぜお金を貯めたいのか」を明確にすることが大切です。老後資金や教育費、将来のライフスタイルなど目的は人それぞれ。具体的に描けるほど、迷ったり挫折しそうになったりしたときの支えになります。

筆者はFIRE(経済的に自立し、早期退職する)という生き方を知り、「お金の不安なく自由に生きたい」との思いから、資産形成に本気で取り組むようになりました。

2. 月々の収支をざっくり把握する

目的が決まったら、次は毎月の収支をざっくり把握しましょう。ここで大切なのは「大体いくら使っているか」を知ること。その後も継続するには、細かく管理しすぎると挫折の原因になりやすいので、ざっくりで十分です。

住居費、光熱費、通信費、食費、日用品費など大まかな項目ごとに使っている金額がわかると、改善できるポイントが自然と見えてくるでしょう。そこから、できるだけストレスをかけずに支出を減らせそうな箇所から手をつけていきます。

総務省統計局の家計調査や、企業がおこなっている調査を参考にすると、自分のお金遣いを客観的に見つめやすくなりますよ。

3. 固定費から見直す

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節約を始めるなら、まずは固定費から取り組むのがおすすめです。スマホ代や保険、使用頻度の低いサブスクなどを見直せば、暮らしの満足度を下げずに支出を減らせます。

一度見直してしまえば、その後は自動的に節約効果が続くのも大きな魅力。無理ながまんより、コスパの良い方法を選ぶことでラクにお金を貯めやすくなりますよ。変動費は固定費の後に見直していきましょう。

4. 目標金額を定める

次に取り組みたいのが、目標金額を決めることです。「いつまでにいくら必要か」を逆算すると、毎月の貯蓄や投資額が明確になります。ただし生活費を削りすぎるとストレスがたまり、かえって浪費につながることも。

必要額と無理なく残せる額の妥協点を探るのが継続のコツです。給与から先取りで貯蓄したり積立投資したりする「仕組み化」も効果的です。

5. 小さな成功体験を積む

資産形成を続けるには、小さな「できた!」を積み重ねることが大切です。たとえば、手軽な料理で自炊を続ける、マイボトルを持参する、週に一度のノーマネーデーをつくるなど、無理のない工夫がおすすめ。

「以前よりお金が貯められた!」など効果が数字に表れると達成感が生まれ、続ける力に変わります。まずは気軽に始められる習慣から取り入れてみましょう。

6. 投資を始める

資産形成を進めるなら、投資を始めるのがおすすめです。NISAやiDeCoを活用し、長期・分散でオルカンやS&P500などのインデックスファンドに積み立てれば、少しずつお金が増えていきます。

不安なかたは少額投資やポイント運用から始めるのが吉。節約と投資を組み合わせることで着実に資産が増え、「努力が報われる」感覚も得やすくなるでしょう。

今日の行動が未来の安心をつくる

資産形成は、「今日できること」から始めることが大切です。一つひとつの行動は地味でも、いつか「あのとき行動した過去の自分」に感謝する日が来るはずです。

まずは10分、お金を貯める目的を考えることから始めてみませんか。

■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life

編集/サンキュ!編集部

 
 

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