お金が腐ってない!?「冷蔵庫」を片づけて、食費のムダを減らそう!

2018/10/15

食べ物を収納する冷蔵庫は、食費に直結する場所。食材を腐らせて捨てるのは、お金を捨てるのと同じことなんです。スッキリ整理して貯まる冷蔵庫を手に入れましょう!

こんな冷蔵庫は貯まらない

□ 使いかけ、未開封の調味料やびんが多い
□ 奥の壁が食材で見えない
□ 買い物のあとは適当に突っ込んでグチャグチャ
□ 何日も入れたままの密閉容器が放置
□ ビミョ~に変なニオイがする

使い切れず古くなった食材や作りすぎて余った料理などムダがいっぱい。物量が多すぎて在庫管理もずさんになり、食費はふくらむ一方。

冷蔵庫を片づける「3つのステップ」

冷蔵庫がギュウギュウでしまい方も適当では、同じものを重複買いしたり、食材を余らせて捨てたり、ムダな出費が増えるばかりです。

京都府の調査※では、一般家庭で廃棄される食品は、1世帯4人当たり年間6万円にもなるそう。つまり、捨てる食材をなくすだけで、月5000円も食費が減らせるのです。それには、冷蔵庫を片づけるのがいちばんの近道! 中身を整理していくと、ムリなく使い切れる食材と量がわかります。

※参考資料:京都市試算(市HP「京都生ごみスッキリ情報館」より

1.賞味期限が切れたものを処分

冷蔵庫にある食材を1段ずつすべて出し、食べられるもの、古くて食べられないもの、出番が少ない調味料やたれなどに分類。食材は賞味期限があるので捨てる基準が明確で、片づけが苦手でも整理しやすいのがいいところ。食べられるものだけを冷蔵庫に戻し、ほかは潔く捨てよう。これだけでも驚くほどスッキリするはず!

*捨てたものをリスト化してお金に換算
流行りのおしゃれな調味料、賞味期限の短いびん詰など「つい買ってはダメにする食材」はだれにでもあるもの。捨てた食材を書き出しておくとそれらを「見える化」でき、買い物前に見返すとムダ買いの再発防止に効果大。さらに、総額いくらになるかをざっくり計算してリストにメモすると、損した金額を実感できて効果UP!

2.残したものを使い切る

1で残した冷凍肉や野菜、保存期間が短い加工品は、1週間以内に使い切って在庫を一掃。残り野菜は刻んでドライカレーやミネストローネ、ラタトゥイユにするとおいしく食べ切れます。今後も買った食材は1週間で使い切るのがルール。余った食材は1週間の買い物リストから削り、その週で食べ切れる適量になるまで修正して。

*1週間の買い物リストを作る
先週の買い物や献立を参考に1週間分の食材をリストUP。鶏肉2パック、卵1パックなど必ず使う食材から、買う量も忘れずに書き出そう。買い物前にはリストを確認し、たりない食材をメモしてスーパーへ。買い物回数も週2回を目安にして、毎日ふらりと立ち寄るのは避けて。目的を持ってお店に行き、必要なものだけ買おう。

3.棚の定位置を決める

右図を参考に食材の定位置を決めると、何がどこにあるかがひと目でわかり、使い忘れや重複買いのムダがなくなります。下の2段には賞味期限が近い食材や作り置きなど早めに食べ切りたいものを。最下段には夕食の鍋ごと入れられる空きスペースを確保して。また野菜は、色別に収納すると栄養バランスがチェックできて◎。調味料類は見えやすい低め&手前の位置に。

*例えば……
4段目:嗜好品(つまみ、ビール、チョコレートなど)
3段目:朝食セット、汁ものセット(みそなど)
2段目:副菜や常備菜(作り置き、前日の残り物)
いちばん下:夕食の下準備、賞味期限が近いもの
野菜室:色別(赤・緑・黄など)に分ける
冷凍室:弁当おかず、冷凍肉、冷凍野菜など

捨てるロスがなくなるだけで自然と食費が減り、お金もストレスなく貯めることができます。さっそく、家の冷蔵庫をチェックしてみてください。

<教えてくれた人>
市居愛さん(家計整理アドバイザー)……夫婦無職でお金がないピンチを脱した経験から、お金の通り道を整えて貯める方法論を考案。主婦を中心にアドバイスを行い、4000人以上をサポート。著書に『お金を整える』(サンマーク出版)など。2児の母。

参照:『サンキュ!』10月号別冊付録「まんがでわかる!お金が貯まる片づけ 完全ガイド」より。掲載している情報は18年8月現在のものです。構成/竹下美穂子 取材・文/神坐陽子 編集/サンキュ!編集部

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