ラクするほど食費が減る!?目からウロコな食費節約の盲点4
2020/03/24
家計支出を減らすには、食費を節約するのが手っ取り早い方法です。買い物に行く前に1週間分の献立を考えて、特売品をまとめ買いして、安い食材を使い回して……とあの手この手の食費を減らす工夫は確かに効果がありますが、頑張っているわりには効果がイマイチと感じることはありませんか?
じつは、そんなにがんばらずに、ラクして食費を減らす方法があるんです。
ラクして食費を減らす方法について、全国の主婦を取材してお金に関する記事を数多く手がける村越克子さんが解説します。
盲点1:野菜は高いものを買ったほうが日持ちしてかえって節約になる
見切り品コーナーで野菜を買うのは、食費節約の常とう手段。安く買えるのは、もちろんお得ですが、安いからといって買い過ぎると使い切れずにムダになることも。たくさん買った野菜をムダにしないために、献立をあれこれ工夫するのも手間がかかります。
多少値段は張っても、新鮮な野菜を使う分だけ買ったほうが日持ちして、最後までムダなく食べ切ることができます。
盲点2:“一汁三菜”の“一汁”はいらない!?
「献立には汁物をつけるもの」と思い込んでいませんか?たとえばみそ汁をつくるにはダシをとって、具材を切って、味噌を溶いて……などの手間がかかります。そのわりには、おかずとしての立場が弱く、家族のウケもイマイチだったり。
とくにメインが鶏の唐揚げ、豚カツ、グラタン、餃子など洋や中の場合は、汁物なしでよし!と割り切ってもいいかも。
盲点3:献立はワンパターンのほうが節約になる
食事づくりは「つくるより献立を考えるのが面倒」という人は少なくありません。「今晩、何にしよう?」と悩むのは、ホント、憂鬱なものです。
ワンパターンにならないように献立を工夫しますが、案外、家族はワンパターンでも平気かも。定番メニューをグルグル回しても、文句が出ないようだったら、「ワンパターンでもよし!」と発想を変えていいかもしれません。そもそも「わが家の定番メニュー」は、家族のウケがいいから何度も登場して「わが家の定番」になったのです。
また献立がワンパターン化すると、買う食材もワンパターン化します。毎回同じような食材を買うことで食費予算を守りやすくなるはずです。
盲点4:食材使い切りメニューは餃子がオススメ。包めばなんでも餃子!?
買い物前日に冷蔵庫の在庫を食べ切りたいときに、よく登場するのが肉野菜炒め、お好み焼き、鍋などですが、餃子もオススメ。
餃子は豚ひき肉、ニラ、白菜(またはキャベツ)でつくるのにこだわらず、残りものを餃子の皮で包んで焼いちゃいましょう。
中途半端に余った肉は豚肉も鶏肉も牛肉も一緒にして刻みます。野菜室に残っている野菜もみじん切りにして肉と混ぜて、餃子の皮で包みます。肉がないときはツナ缶やサバ缶を汁気を切って入れてもOK。いろんな具材がミックスされて、味が広がります。
まとめ
がんばらないとできない節約は長続きしないもの。節約は継続してこそ、効果があらわれます。食費節約も堅苦しく考えずに抜ける手はどんどん抜いて、ラクしてできることだけを続ければOKです。
■執筆/村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。